UC級:色のユニバーサルデザイン、色覚のタイプによる見え方、高齢者の見え方、UDの進め方
家電製品の操作パネルで、「入」ボタンを赤色、「切」ボタンを橙色で表示したところ、高齢者から2つのボタンの色が似ていて区別しにくいとの意見が寄せられた。この現象を説明するものとして最も適切なのはどれか。
- A高齢者は錐体細胞が完全に消失するため、色そのものを認識できなくなるため
- B高齢者は杆体細胞の感度が向上し、暗い場所でのみ色を判別できるようになるため
- C高齢者は青色の識別能力が向上し、赤や橙の識別能力が相対的に低下するため
- ✓高齢者は水晶体の黄変により短波長の光が吸収されやすくなる一方、赤や橙のような長波長側の暖色同士は明度・彩度が近いと元々判別しにくく、加齢によりその傾向がさらに強まるため
解説
赤と橙のような近似した暖色同士はもともと判別しにくく、加齢による視覚特性の変化がこの傾向をさらに強める。錐体の完全消失や杆体感度の向上といった説明は誤りである。
根拠UC級シラバス:高齢者の見え方