財務分析
ある建設業者で、前期と比べ従業員数が増加した一方、付加価値額の増加は小幅にとどまり、従業員1人当たり付加価値額が低下した。この状況が示すこととして最も適切なものはどれか。
- A付加価値額が増加しているため、企業全体の収益性(売上高に対する利益率)が向上していることを示している。
- B従業員数の増加は固定費の増加を意味するため、損益分岐点売上高が低下したことを示している。
- ✓従業員数の増加に対して付加価値額の増加が小さく、従業員1人当たりの付加価値額(労働生産性)が低下していることを示しており、経営資源の活用効率に課題があると考えられる。
- D自己資本比率が改善し、財務的な安全性が高まっていることを示している。
解説
労働生産性(1人当たり付加価値額)は付加価値額を従業員数で割って算定されるため、従業員数の増加に付加価値額の増加が追いついていない場合、労働生産性は低下し、経営資源の活用効率に課題があることを示す。
根拠建設業経理検定試験 出題範囲(1級:財務分析) - 生産性分析(労働生産性・付加価値)