科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)
バッテリ駆動の組込み機器で、低消費電力のスリープ状態から通常動作状態へ復帰する瞬間に、電源電圧が瞬間的に大きく低下し、まれにCPUがリセットしてしまう不具合が発生した。原因として最も適切なものはどれか。
- Aウォッチドッグタイマのタイムアウト時間が長すぎるため。
- BA/D変換器の基準電圧が変動しているため。
- ✓スリープ復帰時にクロックやペリフェラルが一斉に起動することで生じる突入電流(ラッシュカレント)により、電源回路の供給能力を一時的に超え電圧降下が発生したため。
- D割込み優先度の設定誤りにより、低優先度の割込みが実行されているため。
解説
スリープ復帰時に複数の回路ブロックが同時に起動すると瞬間的に大きな電流(突入電流)が流れ、電源の供給能力や配線インピーダンスの影響で電圧降下が生じ、電圧監視回路等が誤ってリセットをかけることがある。対策として起動シーケンスの分散や電源回路の強化が行われる。
根拠消費電力設計:突入電流と電源設計