電気系保全作業
三相誘導電動機をY-Δ始動方式で運転する設備で、始動から数秒後にΔ結線へ切り替わらずY結線のまま運転が継続してしまった。この状態を放置した場合に生じる問題として最も適切なものはどれか。
- AY結線のままでも定格出力が得られるため、運転を継続しても問題ない
- ✓Y結線のままでは出力トルクが定格の約1/3に低下し、過負荷・過熱により焼損するおそれがあるため直ちに運転を停止し切替タイマー等を点検する
- CΔ結線に切り替わらない原因は必ず電動機の絶縁不良であるため、絶縁抵抗測定のみを行えばよい
- DY結線では始動電流が定格の3倍になるため、電源側のブレーカー容量を増設すればよい
解説
Y-Δ始動は始動電流を抑えるための方式であり、本来は短時間でΔ結線に切り替えて定格運転に移行する。Y結線のまま運転を続けると出力トルクが不足し過負荷・過熱による焼損の危険があるため、運転を停止して切替回路(タイマー等)を点検する必要がある。
根拠機械保全技能検定 電気系保全作業:電気機器(三相誘導電動機の始動方式)