財務及び会計に関すること
ある法人顧客の損益計算書上の当期純利益は前期に比べて大幅に減少し赤字となっていたが、キャッシュ・フロー計算書を確認すると、営業活動によるキャッシュ・フローは前期同様に安定してプラスを維持していた。この状況に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- A当期純利益がマイナスである以上、実際の資金繰りも悪化していると直ちに判断すべきである。
- Bキャッシュ・フロー計算書は損益計算書の内容を単純に補足するものにすぎず、独自の情報価値はない。
- C営業活動によるキャッシュ・フローがプラスである場合、当期純利益も必ずプラスとなるはずであり、この事例は誤りを含んでいる。
- ✓減価償却費など資金の流出を伴わない費用の計上等により、当期純利益と実際の資金の増減とは必ずしも一致しないため、キャッシュ・フローの状況も併せて確認する必要がある。
解説
減価償却費のような非資金項目の影響により、損益計算書上の利益と実際の資金の動きは一致しないことがあるため、返済能力等を評価する際にはキャッシュ・フロー計算書の状況も併せて確認する必要がある。
根拠財務会計:財務諸表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書・その他)