世界の文化遺産
1960年代、エジプトのアスワンハイダム建設によって水没の危機に瀕した「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」に対し、ユネスコが行った取り組みとして正しいものはどれか。
- A遺跡をそのまま水没させ、水中遺跡として保護する方針をとった
- B世界遺産基金からの拠出のみによって、単独で移築工事を実施した
- ✓各国からの資金・技術協力による国際的な救済キャンペーンを展開し、遺跡を高台へ移築した
- D遺跡の記録保存にとどめ、現地での保存は断念した
解説
ユネスコは1960年に国際的な救済キャンペーンを開始し、各国からの資金・技術協力によってアブ・シンベル神殿などを高台に移築した。この成功体験が、後の世界遺産条約制定の契機の一つとなった。なお当時は条約制定前であり世界遺産基金は存在しない。
根拠世界の文化遺産/ヌビア遺跡群、世界遺産条約成立の経緯