財務諸表分析の基本
1人当たり売上高と1人当たり人件費に関する説明として、両者の違いを踏まえた記述で最も適切なものはどれか。
- A両者は分母・分子とも同一であり、実質的に同じ指標である
- B1人当たり人件費は売上高を人件費で除して算出する
- C1人当たり売上高が高い企業は、必ず1人当たり人件費も高くなる
- ✓1人当たり売上高は従業員1人が稼ぐ力(生産性)の目安であるのに対し、1人当たり人件費は従業員への還元水準の目安であり、両者を対比することで労働分配率などの分析につながる
解説
1人当たり売上高は売上高÷従業員数、1人当たり人件費は人件費÷従業員数と、分母は同じでも分子(売上高と人件費)が異なる別の指標である。前者は生産性、後者は従業員への還元水準を表し、両者を対比することで人件費が生み出した売上にどれだけ結びついているかといった分析に用いられる。
根拠3級シラバス「2.財務諸表の基本的な分析 - 1人当たり分析」