2級:企業活動における法律実務知識(3級範囲含む)
運送会社Xの従業員Yが業務の執行中に運転操作を誤り、第三者Zに損害を与えた場合の記述として適切なものはどれか。
- ✓Zは、Yに対して不法行為に基づく損害賠償請求をすることができるほか、使用者であるXに対しても使用者責任に基づく損害賠償請求をすることができる。
- B使用者責任が成立する場合、被用者であるYは自らの不法行為責任を免れ、Zに対して損害賠償責任を負わない。
- C使用者責任は、使用者が被用者の選任および監督について相当の注意をしたことを立証した場合であっても、免責されることはない。
- DXがZに損害を賠償した場合であっても、Xは被用者であるYに対して求償することは一切認められない。
解説
ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負うが、これは被用者自身の不法行為責任を排除するものではなく、被害者は使用者・被用者の双方に請求できる。また使用者は被用者に対し信義則上相当と認められる範囲で求償することができる。
根拠民法715条(使用者責任)