学識
低温環境で使用する高圧ガス設備の金属材料に関して、フェライト系の炭素鋼とオーステナイト系ステンレス鋼の低温での挙動の違いに関する記述として正しいものはどれか。
- ✓フェライト系炭素鋼は低温になると脆性破壊を起こしやすくなるが、オーステナイト系ステンレス鋼は低温でも延性を保ち低温脆性を起こしにくい
- Bフェライト系炭素鋼は低温になるほど延性が増し、オーステナイト系ステンレス鋼は低温脆性を起こしやすい
- C両者とも低温での脆性破壊の危険性に差はない
- Dオーステナイト系ステンレス鋼は低温になると結晶構造が体心立方格子に変化して脆化する
解説
体心立方格子構造を持つフェライト系炭素鋼は温度低下により延性から脆性への転移(低温脆性)を起こしやすいが、面心立方格子構造のオーステナイト系ステンレス鋼は低温でも延性を維持しやすく、超低温用容器材料として用いられる。
根拠高圧ガス製造保安責任者試験(学識)出題範囲:金属材料(低温脆性)に関する技術知識