活用(契約・エンフォースメント・資金調達・価値評価)
知的財産の価値評価における「インカムアプローチ」と「マーケットアプローチ」の違いに関する説明として、最も適切なものはどれか。
- Aインカムアプローチは開発費用等のコストの積み上げにより評価する方法であり、マーケットアプローチは将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて評価する方法である。
- Bインカムアプローチとマーケットアプローチは、いずれも対象知的財産の再調達原価を基準とする点で共通しており、両者に本質的な差異はない。
- ✓インカムアプローチは対象知的財産が将来生み出すと期待されるキャッシュフローを現在価値に割り引いて評価する方法であり、マーケットアプローチは類似の取引事例(ライセンス料率や売買価格等)と比較して評価する方法である。
- Dマーケットアプローチは対象知的財産の取得や開発に要した費用を基礎として評価する方法であり、インカムアプローチは類似取引事例との比較により評価する方法である。
解説
インカムアプローチは将来収益(キャッシュフロー)の割引現在価値を基準とし、マーケットアプローチは類似の市場取引事例との比較を基準とする点で異なる。選択肢の他はコストアプローチの説明と混同している。
根拠シラバス「価値評価」-インカムアプローチ・マーケットアプローチ・コストアプローチ