人間と社会
認知症のある利用者が、医師から勧められた治療を拒否し「自分のやり方で生活したい」と繰り返し述べている一方、家族は治療を受けさせたいと考えている。この状況における介護福祉職の対応として、自己決定の尊重の観点から最も適切なものはどれか。
- ✓利用者の意思決定能力の状態を踏まえながら本人の意向を丁寧に確認し、家族や医療職と共有して支援方針を検討する。
- B家族の意向を優先し、利用者を説得して治療を受けさせる。
- C本人の判断能力が低下しているとみなし、介護福祉職の判断で治療の可否を決定する。
- D意見の対立を避けるため、この問題には一切関与しない。
解説
自己決定の尊重とは、本人の意思決定能力の状態を踏まえたうえで本人の意向を可能な限り確認し、関係者と共有しながら支援方針を検討することであり、家族の意向を一方的に優先したり、専門職が代行決定したり、関与を避けたりすることは適切ではない。
根拠人間の尊厳と自立(自己決定の尊重・意思決定支援)