全78問から、出題範囲の骨格が掴める28問だけを抜き出しました。まずはここだけ流して、必要なら全問へ進んでください。
全78問に進むこの28問の内容
出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-09-08)
「彼は寺の境内で写生をした。」の傍線部「境内」の読み方として正しいものはどれか。
- Aきょうない
- ✓けいだい
- Cさかいうち
- Dきょうだい
解説
「境内」は特殊な読み方で「けいだい」と読む。音読みをそのまま組み合わせた「きょうない」は誤り。
根拠漢検2級シラバス「熟字訓、当て字を理解していること」
「旅行の土産を買って帰った。」の傍線部「土産」の読み方として正しいものはどれか。
- Aとさん
- Bどさん
- Cつちみや
- ✓みやげ
解説
「土産」は熟字訓・当て字の一種で「みやげ」と読み、各字の音訓読みからは導き出せない読み方である。
根拠漢検4級シラバス「熟字訓、当て字を理解していること(小豆/あずき、土産/みやげ など)」
次の熟語と読み方の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。
- A銀行(ぎんこう)
- B修行(しゅぎょう)
- ✓行列(こうれつ)
- D行事(ぎょうじ)
解説
「行列」は「ぎょうれつ」と読むのが正しく、「こうれつ」という読み方はない。「行」は熟語によって「こう」「ぎょう」「あん」などと読み分けが必要である。
根拠漢検2級シラバス「音読みと訓読みとを正しく理解していること」
「国字」の説明として最も適切なものはどれか。
- A中国大陸から伝来した漢字のうち特に画数の多いもの
- B常用漢字表に指定されている漢字全般
- ✓中国の漢字にならって日本で独自に作られた漢字
- D人名にのみ用いられる特別な漢字
解説
国字とは中国から伝来した漢字ではなく、日本で独自に作られた漢字を指し、「峠」「凧」「畠」などが代表例である。
根拠漢検準1級シラバス「国字を理解していること(峠、凧、畠 など)」
「過失相殺の割合を算定する。」の傍線部「相殺」の読み方として正しいものはどれか。
- Aそうさつ
- Bあいさつ
- ✓そうさい
- Dあいごろし
解説
「相殺」は慣用的に「そうさつ」と誤読されやすいが、正しくは「そうさい」と読む。
根拠漢検2級シラバス「音読みと訓読みとを正しく理解していること」
「彼にも男の一分というものがある。」の傍線部「一分」の読み方として正しいものはどれか。
- Aいちぶ
- ✓いちぶん
- Cいっぷん
- Dいちわり
解説
「一分」はわずかな部分・数量を表す場合は「いちぶ」と読むが、面目・体面を表す場合は「いちぶん」と読む。この文脈は「男としての面目」を意味するため「いちぶん」が正しい。
根拠準1級 複数の読みを持つ漢字・音訓の理解
「彼には意気地がないと言われた。」の傍線部「意気地」の読み方として正しいものはどれか。
- Aいきじ
- Bいきち
- ✓いくじ
- Dいきぢ
解説
「意気地」は常用漢字の音訓では説明しきれない当て字的な熟語で、「いくじ」と読む。表記から単純に音読みを当てはめると誤りやすい語である。
根拠3級 熟字訓・当て字の理解
「彼は事故のホショウ問題について弁護士に相談した。」の傍線部「ホショウ」を漢字に直したものとして正しいものはどれか。
- A保証
- B保障
- ✓補償
- D保商
解説
損害を金銭などで償う意味の場合は「補償」を用いる。「保証」は請け合うこと、「保障」は地位や安全を守り保つことを表し、意味が異なる。
根拠2級 主な出題内容「漢字の書取」「同音・同訓異字」
誤字訂正の問題において、文中に誤って使われている漢字を正しい漢字に直す際、最初に行うべき作業として最も適切なものはどれか。
- A文中のすべての漢字を書き順通りに書き直す
- B文末から順に一字ずつ読み仮名を振る
- C文中の平仮名をすべて漢字に置き換える
- ✓文全体の文脈から意味の通らない漢字を探し、その字と同音の正しい漢字を検討する
解説
誤字訂正では、まず文脈上意味が通らない漢字(誤字)を見つけ出し、その字と発音が同じで意味の通る正しい漢字を検討する手順が基本となる。
根拠2級 主な出題内容「誤字訂正」
旧字体・当て字と現行の常用漢字表記との組み合わせとして、誤っているものはどれか。
- A國―国
- B颱風―台風
- C鹽―塩
- ✓畫―囲
解説
「畫」の現行表記は「画」であり、「囲」ではない。他の三つは旧字体・当て字と現行表記の対応として正しい。
根拠1級 審査基準「複数の漢字表記について理解していること(鹽―塩、颱風―台風など)」
次の熟語のうち、上の字が下の字を修飾する構成になっているものはどれか。
- A日没
- ✓高山
- C着席
- D賞罰
解説
「高山」は「高い山」の意味で上の字が下の字を修飾する構成である。「日没」は主語述語、「着席」は動詞+目的語、「賞罰」は対義の字を重ねた構成であり、いずれも修飾構成ではない。
根拠2級 主な出題内容「熟語の構成」
「彼らは呉越同舟の思いで同じプロジェクトに取り組んだ。」の四字熟語「呉越同舟」の意味として最も適切なものはどれか。
- ✓仲の悪い者同士が同じ場所や境遇に居合わせること
- B多くの人が力を合わせて困難を乗り越えること
- C昔からの友人が久しぶりに再会すること
- D実力の劣る者が優れた者に立ち向かうこと
解説
「呉越同舟」は敵対する呉と越の人が同じ舟に乗り合わせた故事に由来し、仲の悪い者同士が同じ場所や状況に居合わせることを意味する。
根拠2級 審査基準「典拠のある四字熟語を理解している(鶏口牛後、呉越同舟 など)」
「新しい年を迎え、決意をアラタにした。」の傍線部「アラタ」を漢字に直したものとして正しいものはどれか。
- ✓新た
- B改た
- C荒た
- D洗た
解説
「決意を新たにする」は常用の表記であり、「新た」が正しい。「改た」「荒た」「洗た」は誤りである。
根拠漢字の書取、送り仮名
「損害をホショウする」と「安全をホショウする」の傍線部にあてはまる漢字の組み合わせとして正しいものはどれか。
- A損害を保障する/安全を補償する
- B損害を保証する/安全を保障する
- ✓損害を補償する/安全を保障する
- D損害を補償する/安全を保証する
解説
「補償」は損害を金銭などで埋め合わせること、「保障」は安全や権利を守ることを意味する。文脈に応じてこの2語を使い分ける必要がある。
根拠同音・同訓異字
新入社員のAさんは、実力者ぞろいの大企業では目立てないと考え、あえて小さなベンチャー企業に転職して重要なポジションを任された。この状況を表す四字熟語として最も適切なものはどれか。
- A呉越同舟
- ✓鶏口牛後
- C温故知新
- D大器晩成
解説
「鶏口牛後」は「大きな集団の末端にいるより、小さな集団でも長になる方がよい」という意味で、大企業より小さな会社で重要な地位を得た状況に合致する。
根拠審査基準(2級)《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している(鶏口牛後 など)
試合終了間際、あと一歩でボールがゴールに入るところだったが、辛うじて相手選手に阻止された。この「もう少しで危険な事態になるところだった」状況を表す四字熟語として最も適切なものはどれか。
- ✓危機一髪
- B前代未聞
- C一触即発
- D四面楚歌
解説
「危機一髪」は髪の毛一本ほどのわずかな差で危険な事態が起こりかねない状況を表す四字熟語であり、本文の場面に最も適する。「一触即発」は緊張状態がいつ爆発してもおかしくない意味で、実際に危機が回避された場面には合わない。
根拠審査基準(2級)《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している
「孤立無援」と「四面楚歌」はどちらも助けを得られない状況を表すが、両者の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- ✓「孤立無援」は単に味方や助けがない状態全般を指すのに対し、「四面楚歌」は周囲を敵に囲まれ逃げ場のない状況という故事に基づく限定的な意味を持つ
- B「孤立無援」は周囲を敵に囲まれた状況を指し、「四面楚歌」は単に助けがない状態全般を指す
- C両者は完全に同義であり、故事の有無以外に違いはない
- D「四面楚歌」は現在では使われない死語であり、「孤立無援」のみが正しい表現である
解説
「孤立無援」は助けを得られない状態を広く表すのに対し、「四面楚歌」は項羽が敵軍に囲まれ味方が誰もいないと悟った故事に由来し、敵に包囲され逃げ場がないという限定的な状況を表す。
根拠審査基準(2級)《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している(孤立無援 など)
四字熟語の空欄補充問題で「◯天◯地」の空欄に漢字を入れて、天地を揺るがすほど世間を驚かせる出来事を表す四字熟語を完成させる際、解答の手順として最も適切なものはどれか。
- ✓示された部分の意味から熟語全体の意味を推測し、それに合致する典拠のある四字熟語を思い浮かべて当てはめる
- B空欄に入りうる漢字を画数の少ない順に片端から書き入れて確認する
- C空欄の前後にある漢字の部首だけを手がかりに機械的に漢字を当てはめる
- D四字熟語であることを無視し、二字熟語として意味が通るかどうかだけを確認する
解説
四字熟語の空欄補充では、示された漢字と文脈から熟語全体の意味を推測し、典拠のある四字熟語の知識と照合して正しい漢字を導く手順が有効であり、機械的な当てはめでは正答にたどり着けない。
根拠審査基準(2級)《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している
四字熟語「温故知新」の意味として最も適切なものはどれか。
- ✓古いことを研究し、そこから新しい知識や道理を見いだすこと
- B新しい知識ばかりを追い求め、古いものを完全に捨て去ること
- C同じ考えを持つ者どうしが利害を超えて協力し合うこと
- D非常に驚くべき出来事が天地を揺るがすほど起こること
解説
「温故知新」は古いことを学び直すことで新しい知識や道理を得るという意味の四字熟語であり、選択肢2は逆の意味、選択肢3は「呉越同舟」、選択肢4は「驚天動地」の説明に近い。
根拠審査基準(3級・4級)《四字熟語》四字熟語を理解している
「Dさんは長年温めていた企画を、業界の状況が大きく変わったこの機会に提案し、二度とないチャンスを逃さぬよう全力で取り組んだ。」という状況を表す四字熟語として最も適切なものはどれか。
- A五里霧中
- ✓千載一遇
- C大同小異
- D傍若無人
解説
「千載一遇」は千年に一度しか出会えないほどの、またとない好機を表す四字熟語であり、Dさんが逃してはならない機会に全力を尽くす状況に合致する。
根拠2級 主な出題内容「四字熟語」/審査基準《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している
「Fチームは試合終盤まで大差をつけられて劣勢だったが、選手交代をきっかけに一気に流れを変え、逆転勝利を収めた。」この状況を表す四字熟語として最も適切なものはどれか。
- A疑心暗鬼
- ✓起死回生
- C四苦八苦
- D五十歩百歩
解説
「起死回生」は絶望的な状況を一転させて息を吹き返させることを意味する四字熟語であり、劣勢から逆転した状況に合致する。
根拠2級 主な出題内容「四字熟語」/審査基準《四字熟語》典拠のある四字熟語を理解している
熟語「登山」の構成として最も適切なものはどれか。
- A似た意味の漢字を重ねたもの
- B反対の意味の漢字を重ねたもの
- C上の字が下の字を修飾しているもの
- ✓下の字が上の字の動作の対象になっているもの
解説
「登山」は「山に登る」という意味で、下の字「山」が上の字「登」の動作の対象(目的語)になっている構成である。
根拠2級・3級等シラバス「熟語の構成を正しく理解していること」
熟語「未完」の構成として最も適切なものはどれか。
- A似た意味の漢字を重ねたもの
- B下の字が上の字の目的語になっているもの
- C反対の意味の漢字を重ねたもの
- ✓上の字が下の字の意味を打ち消しているもの
解説
「未完」は「未」が「完(完成)」の意味を打ち消しており、上の字が下の字を否定する構成である。
根拠3級・4級シラバス「熟語の構成を正しく理解していること」
部首の位置を表す名称「へん」と「つくり」の違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- Aへんは漢字の下部、つくりは上部に位置する部分を指す
- ✓へんは漢字の左側、つくりは右側に位置する部分を指す
- Cへんとつくりはどちらも漢字全体を囲む部分を指す
- Dへんは音を表し、つくりは意味を表す部分を指す
解説
「へん」は「休」の「イ」のように漢字の左側に位置する部分、「つくり」は「刻」の「刂」のように右側に位置する部分を指す名称である。
根拠5級・6級シラバス「部首を理解している」
部首「阝」について、漢字の左側に付く「こざとへん」と右側に付く「おおざと」との違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- A位置に関わらず意味は同じで、単に字形の違いにすぎない
- Bこざとへんは常に右側に付き、おおざとは常に左側に付く
- Cこざとへんは音を表し、おおざとは意味を表す
- ✓こざとへんは丘・土地の起伏に関する意味を、おおざとは村・都市に関する意味を表すことが多く、位置によって名称も異なる
解説
同じ「阝」の形でも左側に付く「こざとへん」は丘や土地に関する意味を、右側に付く「おおざと」は村や都市に関する意味を持つことが多く、名称も位置によって区別される。
根拠2級・準2級シラバス「部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している」
二字熟語の構成(似た意味を重ねる、反対の意味を重ねる、修飾関係、目的語関係、打消しなど)を判定する際、最初に行うべきこととして最も適切なものはどれか。
- A熟語の総画数を数えて偶数か奇数かを確認する
- ✓各漢字の意味・訓読みを確認し、二字の間にどのような意味関係があるかを考える
- C熟語に含まれる部首だけを見て構成を判断する
- D音読みか訓読みかだけを確認すればよい
解説
熟語の構成を正しく判定するには、まず各漢字が持つ意味や訓読みを確認し、二字の間の意味関係(並列・修飾・目的語・打消しなど)を考えることが基本となる。
根拠2級シラバス「熟語の構成を正しく理解していること」
熟語の構成のうち、「着席」のように下の字が上の字の動作の対象・目的語になっている構成と、「日没」のように上の字が主語、下の字が述語になっている構成との違いを説明したものとして最も適切なものはどれか。
- A前者は反対の意味の字を重ねるが、後者は似た意味の字を重ねる
- ✓前者は「〜を…する」と読めるのに対し、後者は「〜が…する」と読める関係にある
- C前者は三字熟語にのみ見られ、後者は二字熟語にのみ見られる
- D前者は訓読みのみで構成され、後者は音読みのみで構成される
解説
「着席」は「席に着く」で下が上の動作の対象、「日没」は「日が没する」で上が主語・下が述語の関係にある。読み下したときの関係性で判別できる。
根拠シラバス2級・準2級・3級等「熟語の構成を正しく理解していること」
部首の一つで、漢字の下部に位置し「火」に由来する意味を持つ「れっか(れんが)」に分類される漢字として最も適切なものはどれか。
- ✓熱
- B海
- C近
- D花
解説
「熱」の下部にある「灬」は「れっか(れんが)」と呼ばれ、火に関する意味を持つ部首である。他の選択肢はそれぞれ「氵」「辶」「艹」を部首とする。
根拠漢検要覧「部首一覧表と部首別の常用漢字」