構造
ある鉄筋コンクリート造建物において、地震時に柱がせん断破壊を先行して生じ、急激な耐力低下とともに脆性的に破壊した。この事象を防ぐための設計上の対策として最も適切なものはどれか。
- A主筋の径を太くして曲げ耐力を増加させる
- Bコンクリートの設計基準強度を下げる
- ✓帯筋(せん断補強筋)の間隔を密にし、柱のせん断耐力を曲げ耐力より大きくする
- D柱の軸方向鉄筋比を減らす
解説
せん断破壊は脆性破壊であり耐震設計上避けるべきで、曲げ降伏を先行させる「せん断破壊先行型」から「曲げ降伏先行型」への誘導が基本原則である。帯筋を密に配置してせん断耐力を曲げ耐力より大きく確保することで、靭性に富む曲げ降伏が先行するよう設計する。
根拠構造:鉄筋コンクリート構造の耐震設計(柱のせん断破壊防止、帯筋の役割)