憲法・刑法・会社法
Aは他人の住居に侵入し、金品を物色するために家財道具を動かし始めたが、物を取る前に住居の持ち主に発見されて何も取らずに逃走した。Aの罪責に関する記述として正しいものはどれか。
- A物を取得していないため窃盗罪は成立せず、住居侵入罪のみが成立する
- B既遂の窃盗罪が成立する
- ✓窃盗罪の実行の着手があったと認められ、窃盗未遂罪が成立する(住居侵入罪も成立する)
- D窃盗の予備罪として処罰されるにとどまる
解説
財物に対する物色行為(財物発見のための具体的な接近行為)を開始した時点で窃盗罪の実行の着手が認められるため、財物を取得しなくても窃盗未遂罪が成立する。これに加え、住居への侵入についても住居侵入罪が別途成立する。
根拠刑法235条・43条(窃盗罪の実行の着手)