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10分でわかるネットワークスペシャリスト試験

40問から要点14問(科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)7・科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)7

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この14問の内容

出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-09-06

科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

ARP(Address Resolution Protocol)の役割として、最も適切なものはどれか。

  • Aホスト名からIPアドレスを求める
  • BIPパケットをカプセル化しフレームを構築する
  • IPアドレスからMACアドレスを求める
  • Dネットワーク到達不能をICMPで通知する

解説

ARPは同一セグメント内で、宛先IPアドレスに対応するMACアドレスを解決するためのプロトコルである。ホスト名からIPアドレスを求めるのはDNS、到達不能の通知はICMPの役割であり、ARP自体はフレームのカプセル化そのものを行うものではない。

根拠TCP/IPプロトコル(ARP) — 試験要綱記載のプロトコル技術

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

スタティックルーティングと比較した場合の、OSPFに代表されるダイナミックルーティングの特徴として適切なものはどれか。

  • Aルーティングテーブルの計算にCPUやメモリなどのルータ資源を一切消費しない
  • B経路制御のためにルータ間でプロトコルパケットを交換する必要がない
  • C小規模で経路変更がほとんど発生しないネットワークほど設定の手間対効果が高い
  • 経路情報を管理者が個々のルータに手動設定する必要がなく、リンク障害時に自動的に迂回経路へ切り替わる

解説

OSPFなどの動的ルーティングはLSAなどの経路情報をルータ間で交換し、トポロジの変化を自動的に検出して経路を再計算するため、リンク障害時にも自動的に迂回経路へ切り替わる。その分、資源やプロトコル交換のオーバーヘッドを伴い、経路変更がほとんど発生しない小規模網ではスタティックルーティングの方が手間対効果が高い場合がある。

根拠ルーティング(スタティック/ダイナミック、OSPF) — 試験要綱記載のプロトコル技術・論理設計

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

DHCPによるIPアドレス自動割り当てにおいて、クライアントとサーバー間でやり取りされるメッセージの正しい順序はどれか。

  • ADHCPOFFER → DHCPDISCOVER → DHCPACK → DHCPREQUEST
  • BDHCPREQUEST → DHCPDISCOVER → DHCPOFFER → DHCPACK
  • DHCPDISCOVER → DHCPOFFER → DHCPREQUEST → DHCPACK
  • DDHCPDISCOVER → DHCPACK → DHCPOFFER → DHCPREQUEST

解説

DHCPの基本手順はいわゆるDORA(Discover, Offer, Request, Ack)の順に進む。クライアントがDHCPDISCOVERをブロードキャストし、サーバーがDHCPOFFERで候補アドレスを提示し、クライアントがDHCPREQUESTでそれを選択し、サーバーがDHCPACKで割り当てを確定する。

根拠DHCP — 試験要綱記載のネットワークサービス

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

リアルタイム性が求められる音声通話(VoIP)アプリケーションの伝送に、UDPがTCPより適しているとされる主な理由はどれか。

  • UDPはコネクションレスで再送制御を行わないため、遅延したデータを待たずに処理を続けられる
  • BUDPはTCPよりヘッダサイズが大きく、誤り訂正機能が強力である
  • CUDPはTCPと異なりIPアドレスを使用せず、MACアドレスだけで通信できる
  • DUDPはTCPよりウィンドウ制御が高度で、輻輳時に自動的に再送する

解説

UDPはコネクションレスで再送制御やフロー制御を行わないため、多少のパケット損失があっても遅延した古いデータを待たずに処理を継続でき、リアルタイム性が優先される音声通話に向く。UDPヘッダはTCPより小さく、IP上で動作し、TCPのような再送・輻輳制御機構は持たない。

根拠TCP/IPプロトコル(TCP/UDPの比較) — 試験要綱記載のプロトコル技術

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

OSPFにおいて2台のルータがネイバー関係を確立し、リンクステートデータベースを完全に同期し終えるまでのネイバー状態遷移として、正しい順序はどれか。

  • Down → Init → 2-Way → ExStart → Exchange → Loading → Full
  • BDown → 2-Way → Init → Loading → Exchange → ExStart → Full
  • CInit → Down → ExStart → 2-Way → Full → Exchange → Loading
  • DDown → Full → ExStart → 2-Way → Init → Exchange → Loading

解説

OSPFのネイバー状態は、Helloパケット未受信のDownから始まり、Hello受信後のInit、双方向性確認後の2-Way、マスタ/スレーブ選出のExStart、データベース記述子交換のExchange、LSA要求・受信のLoadingを経て、完全同期状態のFullに至る。

根拠ルーティング(OSPF) — 試験要綱記載のプロトコル技術

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

NAT(スタティックNAT)とNAPT(IPマスカレード)の違いに関する記述として、適切なものはどれか。

  • ANATはポート番号も変換するのに対し、NAPTはIPアドレスのみを変換する
  • NATはIPアドレスを1対1で変換するのに対し、NAPTはポート番号を併用することで複数の内部端末が1つのグローバルIPアドレスを共有できる
  • CNATとNAPTはいずれもIPアドレスとポート番号の両方を必ず1対1で変換する点で同じである
  • DNAPTはIPv6専用の技術であり、IPv4ネットワークでは利用できない

解説

通常のNATはプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で変換するため、同時に変換できる端末数がグローバルIPアドレス数に制限される。これに対しNAPTはポート番号を組み合わせて変換することで、複数の内部端末が1つのグローバルIPアドレスを共有して同時に通信できる。

根拠NAT/NAPT — 試験要綱記載のネットワークサービス

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科目A-1(多肢選択式・四肢択一、30問)

DNSにおける「逆引き」の説明として、適切なものはどれか。

  • IPアドレスからドメイン名(ホスト名)を求める
  • Bドメイン名からIPアドレスを求める
  • Cサブドメインを親ドメインから分離して管理する
  • D複数のDNSサーバー間でゾーン情報を同期する

解説

逆引きは、IPアドレスを基にin-addr.arpaゾーンなどのPTRレコードを参照してドメイン名(ホスト名)を求める仕組みである。ドメイン名からIPアドレスを求めるのは正引き、サブドメインの分離はドメイン委任、ゾーン情報の同期はゾーン転送の説明である。

根拠DNS — 試験要綱記載のネットワークサービス

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

あるWebサーバで、特定の送信元から大量の接続要求(SYNパケット)が送りつけられ、正規利用者からの接続が確立できなくなる事象が発生した。ファイアウォールやIPSで講じる対策として、最も適切なものはどれか。

  • SYN Cookieの有効化や、送信元IPアドレスごとの接続レート制限を設定する。
  • BサーバのDNSレコードのTTLを短くする。
  • CサーバのTLS証明書を再発行する。
  • DVRRPの優先度を変更してマスタルータを切り替える。

解説

SYNフラッド攻撃は大量の接続要求でサーバの接続待ちリソースを枯渇させる攻撃であり、SYN Cookieによって接続状態の保持を回避しつつ、送信元単位のレート制限で異常な要求を抑制するのが実務上の基本対策である。DNSのTTLや証明書再発行、VRRPの切替はこの事象の原因に対応していない。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「業務と役割」:情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、ネットワーク関連の技術支援を行う

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

社内でVoIP電話の音声が途切れる事象が発生し、パケットキャプチャでジッタ(パケット到着間隔のばらつき)が大きいことが確認された。データ通信と回線を共用している場合の対策として、最も適切なものはどれか。

  • AVoIPパケットのTTL値を大きくする。
  • Bデータ通信の端末をすべてVoIPと同一のVLANに統合する。
  • DSCP等でVoIPパケットを識別し、優先制御(LLQ等)を行う。
  • DVoIPサーバのMACアドレスを固定する。

解説

回線を共用している場合、遅延やジッタに弱い音声パケットをDSCPでマーキングし、優先キュー(LLQ等)で他のトラフィックより優先的に転送するQoS制御が有効である。TTLやMACアドレスの操作、VLAN統合はジッタの原因である帯域競合を解消しない。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「業務と役割」:ネットワークシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・設計・構築・運用・保守を行う

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

クライアントがWebサーバにHTTPSで接続しようとしたところ、「証明書の発行者を検証できない」というエラーが表示された。調査の結果、サーバ証明書自体は正しいが、サーバが中間CA証明書を送信していないことが判明した。取るべき対応として、最も適切なものはどれか。

  • サーバ側で、サーバ証明書とともに中間CA証明書をチェーンとして送信するように設定する。
  • Bクライアントが使用するTLSのバージョンをSSL3.0に変更する。
  • Cサーバの秘密鍵を再生成する。
  • DクライアントのDNSキャッシュをクリアする。

解説

クライアントはサーバ証明書からルートCAまでの証明書チェーンを検証する必要があるため、サーバ側で中間CA証明書を含めて送信するように設定するのが正しい対応である。SSL3.0への変更はセキュリティを低下させるだけで原因解決にならず、秘密鍵再生成やDNSキャッシュのクリアも無関係である。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「業務と役割」:情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、ネットワーク関連の技術支援を行う

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

稼働率99%の機器を2台用いて並列冗長構成(両方が同時に故障したときだけシステムが停止する構成)を組んだ場合、システム全体の稼働率として最も近いものはどれか。

  • A99.0%
  • B99.9%
  • 99.99%
  • D98.01%

解説

並列冗長構成の稼働率は「1-(両方の故障率の積)」で求められる。故障率は1-0.99=0.01であり、1-(0.01×0.01)=1-0.0001=0.9999=99.99%となる。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「期待する技術水準」:要求仕様に関連するプロトコル技術、信頼性設計、セキュリティ技術、ネットワークサービスなどを評価して、最適な論理設計・物理設計ができる

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

あるネットワーク機器のMTBF(平均故障間隔)が720時間、MTTR(平均修理時間)が8時間であるとき、この機器の稼働率として最も近いものはどれか。

  • 98.9%
  • B99.9%
  • C90.0%
  • D99.0%

解説

稼働率はMTBF/(MTBF+MTTR)で求められる。720/(720+8)=720/728≒0.9890、すなわち約98.9%となる。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「期待する技術水準」:要求仕様に関連するプロトコル技術、信頼性設計、セキュリティ技術、ネットワークサービスなどを評価して、最適な論理設計・物理設計ができる

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

あるサーバへ通信できないとの申告を受け、OSI参照モデルの下位層から段階的に切り分けを行うことにした。最初に確認すべき項目として、最も適切なものはどれか。

  • Aアプリケーションのエラーログ
  • Bルーティングテーブルの経路情報
  • ケーブルの接続状態やリンクランプなど物理層の状態
  • DDNSの名前解決結果

解説

下位層から段階的に切り分ける手法では、まず物理層(ケーブル接続やリンク状態)を確認し、正常であることを確かめたうえでデータリンク層、ネットワーク層、上位層へと切り分けを進めるのが基本手順である。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「業務と役割」:ネットワークシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・設計・構築・運用・保守を行う

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科目A-2(多肢選択式・四肢択一、25問)

ルータのNetFlow機能を用いてトラフィックを分析する場合の一般的な作業順序として、最も適切なものはどれか。

  • ルータでフローエクスポートを設定する → コレクタでフロー情報を受信・蓄積する → 分析ツールで集計・可視化する → 異常トラフィックの傾向を把握する
  • Bコレクタでフロー情報を受信・蓄積する → ルータでフローエクスポートを設定する → 異常トラフィックの傾向を把握する → 分析ツールで集計・可視化する
  • C分析ツールで集計・可視化する → 異常トラフィックの傾向を把握する → ルータでフローエクスポートを設定する → コレクタでフロー情報を受信・蓄積する
  • D異常トラフィックの傾向を把握する → 分析ツールで集計・可視化する → コレクタでフロー情報を受信・蓄積する → ルータでフローエクスポートを設定する

解説

NetFlowによる分析は、まずルータ側でフロー情報のエクスポートを有効化し、次にコレクタでそのフロー情報を受信・蓄積し、分析ツールで集計・可視化したうえで異常トラフィックの傾向を把握するという順序で進めるのが一般的である。

根拠IPAネットワークスペシャリスト試験 出題範囲(概要)「業務と役割」:ネットワーク管理者として、ネットワークサービス活用を含む情報システム基盤のネットワーク資源を管理する

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