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10分でわかるシステムアーキテクト試験

40問から要点14問(科目A-1(多肢選択式)7・科目A-2(多肢選択式)7

40問から、出題範囲の骨格が掴める14問だけを抜き出しました。まずはここだけ流して、必要なら全問へ進んでください。

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この14問の内容

出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-09-06

科目A-1(多肢選択式)

ある企業の基幹システムで、深夜バッチ処理が翌朝の始業までに終わらなくなる障害が頻発しており、原因調査の結果「日次データ量の増加」が判明した。システムアーキテクトが恒久対策として検討すべき方式はどれか。

  • バッチ処理を分割して並列実行できるように処理方式を見直す
  • B障害発生のたびに運用担当者が手動でリトライする
  • C始業時刻を毎日1時間遅らせて対応する
  • Dバッチプログラムのログ出力を停止して処理時間を短縮する

解説

データ量増加によりバッチのシーケンシャルな処理時間が伸びているため、根本対策は処理の分割・並列化などシステム方式そのものの見直しである。運用回避や時刻変更は原因を解消しない対症療法にすぎない。

根拠システムアーキテクト試験 業務と役割:要件を実現し情報セキュリティを確保できる最適なシステム方式を設計する(システム方式設計・性能要件)

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科目A-1(多肢選択式)

複数の部門システムが個別に顧客マスタを保持しており、部門間でデータの不整合が頻発している。この状況を解消するためにシステムアーキテクトが提案すべき方式として最も適切なものはどれか。

  • A各部門システムの顧客マスタの更新頻度を上げる
  • B部門ごとに顧客マスタのバックアップ頻度を増やす
  • 顧客マスタを一元管理するマスタデータ管理(MDM)基盤を導入し、各部門システムはそこを参照・連携する
  • D顧客マスタの保有項目数を減らす

解説

個別管理のマスタが不整合の原因であるため、全体最適の観点からマスタを一元管理する基盤を設け、各システムはそこを参照・連携する構造に見直すことが根本解決になる。

根拠システムアーキテクト試験 業務と役割:情報システム戦略を具体化するために、全体最適の観点から対象とする情報システムの構造を設計する(データモデル・システム間連携)

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科目A-1(多肢選択式)

業務システムの再構築にあたり現行業務を分析したところ、同じ承認作業が部署ごとに異なる手順で行われていることが判明した。全体最適の観点からシステムアーキテクトが最初に行うべきことはどれか。

  • 部署ごとの業務プロセスの違いを整理し、標準化できる部分と部署固有に残すべき部分を業務モデルとして明確化する
  • B各部署の現行手順をそのままシステム化する
  • C最も利用者数の多い部署の手順に他部署を強制的に合わせて即座に開発へ着手する
  • D承認作業そのものを廃止する

解説

業務プロセスの相違をそのままシステム化すると全体最適にならない。まず業務を抽象化・モデル化し、標準化すべき部分と例外として残すべき部分を明確にしたうえで方式設計に進む必要がある。

根拠システムアーキテクト試験 期待する技術水準:企業のビジネス活動を抽象化(モデル化)して、情報技術を適用できる形に再構成できる(業務モデリング)

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科目A-1(多肢選択式)

稼働率0.99の機器を3台直列に接続したシステムがある。このシステム全体の稼働率に最も近い値はどれか。ただし、直列接続とはいずれか1台でも停止するとシステム全体が停止する構成を指す。

  • A99.9%
  • B99.0%
  • 97.0%
  • D90.3%

解説

直列構成の全体稼働率は各機器の稼働率の積で求める。0.99×0.99×0.99=0.970299となり、約97.0%が最も近い値である。

根拠システムアーキテクト試験 期待する技術水準:OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見(可用性・稼働率計算)

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科目A-1(多肢選択式)

ある業務システムでは、1日あたり100万件のトランザクションを1日8時間の業務時間内で処理する必要がある。このシステムが平均して処理すべきスループットに最も近い値はどれか。

  • 約35件/秒
  • B約12件/秒
  • C約125件/秒
  • D約347件/秒

解説

8時間は8×3600=28,800秒である。1,000,000件÷28,800秒≒34.7件/秒となり、約35件/秒が最も近い値である。

根拠システムアーキテクト試験 期待する技術水準:情報システムのシステム方式に関する知見をもち、適切な選択と適用ができる(容量見積り・スループット設計)

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科目A-1(多肢選択式)

情報システムの開発工程において、要件定義が完了した直後にシステムアーキテクトが最初に着手すべき工程はどれか。

  • A運用・保守
  • B結合テスト
  • システム方式設計(アーキテクチャ設計)
  • D本番移行

解説

定義された要件を実現するための最適なシステム方式(アーキテクチャ)を設計する工程が、要件定義の直後に位置づけられる。結合テストや本番移行、運用・保守はさらに後工程である。

根拠システムアーキテクト試験 業務と役割:対象とする情報システムの開発に必要となる要件を分析、整理し、それを実現する最適なシステム方式を設計する(開発工程の順序)

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科目A-1(多肢選択式)

性能問題が疑われるシステムに対してシステムアーキテクトが行う対応の順序として最も適切なものはどれか。

  • 性能を測定する→ボトルネックとなっている箇所を特定する→対策を検討し実施する
  • Bサーバを増強する→原因を特定する→性能を測定する
  • C対策を実施する→性能を測定する→原因を特定する
  • Dボトルネックを特定せずに、まず対策を実施してから性能を測定する

解説

性能問題への対応は、まず実測によって現状を把握し、ボトルネック箇所を特定した上で対策を検討・実施するという順序が基本である。原因を特定せずに増強や対策を先行させると効果のない投資になりかねない。

根拠システムアーキテクト試験 期待する技術水準:適切な評価基準を設定し、分析・評価できる(性能評価の手順)

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科目A-2(多肢選択式)

サーバ2台を並列冗長構成にし、両系統が同時に停止した場合のみサービスが停止するものとする。各サーバの稼働率が0.9であるとき、システム全体の稼働率に最も近い値はどれか。

  • 99%
  • B90%
  • C81%
  • D99.9%

解説

並列冗長構成の稼働率は「1-(両系統とも停止する確率)」で求められる。両系統とも停止する確率は(1-0.9)×(1-0.9)=0.01なので、システム稼働率は1-0.01=0.99=99%となる。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「3.期待する技術水準」: OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもち、その技術リスクと影響を勘案し、適切な情報システムを構築し、保守できる(信頼性設計・冗長化設計)。

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科目A-2(多肢選択式)

容量300Mバイトのファイルを、実効伝送速度40Mビット/秒の回線で伝送する。プロトコルオーバーヘッド等により伝送効率が80%になるとき、このファイルの伝送に要する時間に最も近い値はどれか。

  • A37.5秒
  • B60秒
  • 75秒
  • D96秒

解説

300Mバイト=300×8=2,400Mビット。実効速度は40Mビット/秒×0.8=32Mビット/秒。伝送時間は2,400÷32=75秒となる。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「3.期待する技術水準」: OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもつ(ネットワーク設計における伝送時間の見積り)。

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科目A-2(多肢選択式)

基幹システムを新システムへ移行するプロジェクトにおいて、旧システムに障害が発生した場合に速やかに旧システムへ戻せることを最優先とし、新旧両システムを一定期間並行して稼働させて出力結果を突き合わせて確認したい。このとき採用すべき移行方式として最も適切なものはどれか。

  • 並行運用方式
  • B一斉移行方式
  • C段階移行方式
  • Dパイロット移行方式

解説

並行運用方式は、新旧システムを一定期間同時に稼働させ、処理結果を突き合わせて検証しながら移行するため、問題発生時に旧システムへ即座に戻すことができ、要件に合致する。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「2.業務と役割」: 対象とする情報システムを開発する業務に従事し、システム方式の設計及び移行についての検討を行う。

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科目A-2(多肢選択式)

外部の複数の取引先企業に公開しているWeb APIの仕様を変更することになった。既存の取引先の呼び出し処理に影響を与えないようにするための対応として、最も適切なものはどれか。

  • A既存のエンドポイントの仕様を直接変更し、全取引先に一斉に新仕様への切り替えを依頼する
  • B認証キーを再発行し、旧仕様のリクエストを拒否するよう設定する
  • APIのバージョンを新設し(例:/v2/)、旧バージョンのエンドポイントも一定期間並行して提供する
  • Dレスポンスのデータ形式のみを予告なく変更する

解説

APIのバージョニングにより、新旧のエンドポイントを一定期間並行して提供すれば、既存の取引先は旧仕様のまま利用を継続でき、新仕様への移行を段階的に進められる。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「2.業務と役割」: 対象とする情報システムの要件を実現し、情報セキュリティを確保できる、最適なシステム方式を設計する(システム統合・API設計における互換性維持)。

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科目A-2(多肢選択式)

2拠点間を接続する専用線に加えて、バックアップ用にインターネットVPN回線を用意した冗長構成を設計する場合、可用性を高めるために最も適切な設計はどれか。

  • ルーティングプロトコルにより経路の生死を自動検知し、障害時に自動的にバックアップ回線へ切り替える
  • B両回線を常に同一の経路情報で扱い、切替時に手動でルーティングを変更する
  • Cバックアップ回線は普段は電源を切っておき、障害発生を人が検知してから起動する
  • D専用線とVPN回線を同一の通信事業者の同一の管路に収容する

解説

ルーティングプロトコルによる経路の自動検知・自動切替を組み込めば、障害発生から復旧までの時間を短縮でき、可用性が高まる。手動切替や人手検知はダウンタイムを増大させ、同一管路への収容は単一障害点を生む。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「3.期待する技術水準」: OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもつ(ネットワーク設計における冗長化)。

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科目A-2(多肢選択式)

システム移行を計画する際の一般的な作業の進め方として、最も適切な順序はどれか。

  • A移行リハーサル→移行計画立案→移行判定基準の策定→本番移行
  • B移行判定基準の策定→本番移行→移行計画立案→移行リハーサル
  • 移行計画立案→移行判定基準の策定→移行リハーサル→本番移行
  • D本番移行→移行リハーサル→移行計画立案→移行判定基準の策定

解説

まず移行計画を立案し、次に移行の成否を判断する基準を定め、その基準に沿って移行リハーサルで手順とデータの整合性を検証したうえで、本番移行を実施するのが適切な順序である。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「2.業務と役割」: 対象とする情報システムを開発する業務に従事し、移行についての検討を行う(移行設計の作業手順)。

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科目A-2(多肢選択式)

関係データベースの論理設計において、第1正規形から段階的に正規化を進める場合の手順として、最も適切なものはどれか。

  • 第1正規形にした後、部分関数従属を解消して第2正規形にし、さらに推移的関数従属を解消して第3正規形にする
  • B第3正規形にした後、部分関数従属を追加して第1正規形にする
  • C推移的関数従属を先に解消し、その後に繰り返し項目を排除する
  • D正規化の順序は成果物に影響しないため、どの順序で行っても結果は同じである

解説

正規化は、繰り返し項目を排除して第1正規形にし、主キーの一部への部分関数従属を解消して第2正規形にし、さらに主キー以外の項目間の推移的関数従属を解消して第3正規形にする、という段階を踏んで進める。

根拠システムアーキテクト試験 出題範囲「3.期待する技術水準」: OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもつ(データベース設計における正規化)。

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