全76問から、出題範囲の骨格が掴める28問だけを抜き出しました。まずはここだけ流して、必要なら全問へ進んでください。
全76問に進むこの28問の内容
出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-10-05)
ボイラーの運転中、ガラス水面計の水位が長時間にわたって全く変動せず、異常に静止しているように見えた。このとき最初に取るべき対応として最も適切なものはどれか。
- A直ちにボイラーを緊急停止する
- ✓水面計の機能試験を行い、水側・蒸気側の連絡管が詰まっていないか確認する
- C安全弁を手動で開放して圧力を下げる
- D給水ポンプを停止する
解説
水位が変動しないのは連絡管の詰まりで水面計が実際の水位を示していない可能性があるため、まず機能試験で連絡管の通りを確認する必要がある。いきなり緊急停止や安全弁操作をする前に状態を確認することが基本である。
根拠ボイラーの構造に関する知識(附属装置・水面測定装置)
鋳鉄製蒸気ボイラーを高圧の産業用蒸気発生用として使用しようとしたところ、構造上の制約により使用できなかった。この制約の理由として正しいものはどれか。
- ✓鋳鉄は急熱・急冷に弱く、割れやすいため高圧・高温の使用に適さないこと
- B鋳鉄は軟鋼より熱伝導率が著しく高いため高圧に不向きであること
- C鋳鉄製は水管ボイラーより伝熱面積が大きく過熱しやすいこと
- D鋳鉄製は鋼製ボイラーより軽量で強度が不足すること
解説
鋳鉄は材質がもろく、急激な温度変化による熱応力で割れを生じやすいため、鋳鉄製ボイラーは低圧の蒸気・温水用に限定して使用される。熱伝導率や重量が直接の理由ではない。
根拠ボイラーの構造に関する知識(鋳鉄製ボイラーの構造と使用上の制限)
伝熱面積が40m²のボイラーで、1時間当たりの蒸発量が1,600kgであるとき、伝熱面積1m²当たりの蒸発量(蒸発率)はどれか。
- A25kg/(m²・h)
- B50kg/(m²・h)
- ✓40kg/(m²・h)
- D64kg/(m²・h)
解説
伝熱面積1m²当たりの蒸発量は、蒸発量を伝熱面積で割って求める。1,600kg/40m²=40kg/(m²・h)となる。
根拠ボイラーの構造に関する知識(伝熱面積と蒸発率の関係)
自然循環式水管ボイラーと強制循環式水管ボイラーの構造上の違いに関する記述として正しいものはどれか。
- ✓強制循環式は、ボイラー水を循環させるために循環ポンプを設けている
- B自然循環式は、圧力が高くなるほど循環力が強くなる
- C強制循環式は、水と蒸気の密度差のみを利用して循環させる
- D自然循環式には、循環ポンプの設置が必須である
解説
強制循環式水管ボイラーは循環ポンプによって強制的にボイラー水を循環させる構造であるのに対し、自然循環式は水と蒸気の密度差により自然に循環する。自然循環式では圧力が高くなるほど密度差が小さくなり循環力はむしろ弱くなる。
根拠ボイラーの構造に関する知識(水管ボイラーの種類と循環方式)
ボイラーの通風方式のうち、炉の入口側に押込通風機、煙道の出口側に誘引通風機を設け、両方の通風機を用いて燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出を行う方式を何というか。
- A自然通風
- ✓平衡通風
- C押込通風
- D誘引通風
解説
炉の前後に押込通風機と誘引通風機を設け、両者の作用を組み合わせて通風を行う方式を平衡通風という。押込通風や誘引通風はそれぞれ単独の通風機のみを用いる方式である。
根拠ボイラーの構造に関する知識(通風装置の種類)
ある水管式ボイラーで、炉壁の水冷壁管の一部が過熱によって膨出変形する事故が発生した。この事故の直接的な原因として最も考えられるものはどれか。
- A給水に含まれる溶存酸素が過剰であったため、全面的な腐食が進行した。
- ✓水冷壁管内の水循環が阻害されて局部的に空だき状態となり、管壁が過熱した。
- C安全弁の調整圧力が最高使用圧力より低く設定されていた。
- D炉内の通風量が過大で、燃焼ガス温度が低下した。
解説
水冷壁管は水の循環によって冷却されており、スケール付着等により循環が阻害されると管内が空だき状態となり、局部的に過熱して膨出変形を起こす。
根拠二級ボイラー技士試験 学科試験「ボイラーの構造に関する知識」:水管ボイラーの構造(水冷壁)
ボイラーの運転を停止する際、通常最初に行うべき作業として正しいものはどれか。
- ✓燃料の供給を停止する。
- Bダンパを全閉にする。
- C給水を停止する。
- Dマンホールの蓋を開放する。
解説
停止作業では、まず燃料の供給を止めて燃焼を停止させることが最初の操作であり、その後に送風機の停止やダンパ操作、給水継続による圧力降下などを行う。
根拠二級ボイラー技士試験 学科試験「ボイラーの構造に関する知識」:ボイラーの運転(停止時の操作)
ある油だきボイラーで、バーナーから黒煙を含んだ排ガスが多量に排出され、炉内の火炎が暗赤色を帯びていた。この現象の原因として最も考えられるものはどれか。
- ✓燃焼用空気量の不足
- B給水量の過多
- C燃料油の予熱温度が高すぎること
- D炉内の通風力が過大であること
解説
燃焼用空気量が不足すると酸素不足による不完全燃焼が起こり、未燃分を含む黒煙が発生し、火炎も暗赤色となる。給水量過多や予熱温度過大、通風力過大はこのような黒煙の直接原因にはならない。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識:燃焼管理(不完全燃焼の原因)
油だきボイラーの点火操作中、点火用バーナーに点火したところ、炉内で火炎が逆方向に噴き出す逆火(バックファイア)が発生した。この原因として最も考えられるものはどれか。
- A燃料油の温度が高すぎたこと
- B給水温度が低すぎたこと
- ✓プレパージ(点火前の炉内換気)が不十分であったこと
- D安全弁の調整圧力が低すぎたこと
解説
点火前のプレパージが不十分だと炉内に未燃ガスが滞留し、点火時に一気に着火して逆火(バックファイア)を引き起こす。給水温度や安全弁の調整圧力は逆火の直接原因ではない。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識:点火操作における異常(逆火)の原因
ある油だきボイラーで、燃料消費量が60kg/h、燃料の低位発熱量が40,000kJ/kgであるとき、1時間当たりの燃焼による発生熱量(入熱量)に最も近い値はどれか。
- ✓2,400MJ/h
- B1,200MJ/h
- C3,600MJ/h
- D800MJ/h
解説
発生熱量は燃料消費量×低位発熱量で求められ、60kg/h×40,000kJ/kg=2,400,000kJ/h=2,400MJ/hとなる。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識:燃料の発熱量と発生熱量の計算
ボイラーの吹出し管に、ボイラーに近い側の急開弁と遠い側の漸開弁が直列に設けられている場合、吹出し作業を開始する際の正しい操作順序はどれか。
- A漸開弁を全開にしてから急開弁を徐々に開ける
- B両弁を同時に全開にする
- ✓急開弁を全開にしてから漸開弁を徐々に開けて吹出し量を調整する
- D漸開弁を少し開けてから急開弁を半分だけ開ける
解説
吹出しを行う際は、まずボイラーに近い急開弁を全開にし、遠い側の漸開弁を徐々に開いて吹出し量を調整する。閉止時はこの逆の順序で、漸開弁を先に閉じてから急開弁を閉じる。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識:吹出し弁の操作順序
油だきボイラーの燃焼における「一次空気」と「二次空気」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- ✓一次空気は燃料の微粒化と初期燃焼に用いる空気であり、二次空気は燃焼を完結させるために炉内に追加供給する空気である
- B一次空気は燃焼ガスを再循環させた空気であり、二次空気は新鮮な外気のみである
- C一次空気は自然通風のみで供給され、二次空気は押込通風機でのみ供給される
- D二次空気を先に供給してから一次空気を供給する
解説
一次空気はバーナーで燃料の微粒化・初期燃焼に用いられる空気であり、二次空気は燃焼を完結させるために炉内へ追加的に供給される空気である。両者はいずれも通風機等により供給され得る。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識:燃焼用空気(一次空気・二次空気)
あるボイラーで給水管理が不十分であったため、ボイラー水のpHが低下し酸性側に傾いた。このまま運転を継続した場合に生じやすい障害として最も適切なものはどれか。
- Aボイラー水中にスケールが多量に付着する
- Bボイラー水が泡立ちやすくなり、泡立ちキャリーオーバを起こしやすくなる
- ✓ボイラーおよび配管の金属表面が腐食しやすくなる
- D蒸気の圧力が異常に上昇する
解説
ボイラー水が酸性側に傾くと金属表面の保護被膜が維持できず、本体や配管の腐食が進行しやすくなる。スケール付着や蒸気圧上昇は主にpHとは別の要因で生じる障害である。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識(ボイラー水の水質管理・pH管理と腐食)
ボイラー運転中に給水装置の故障で水位が著しく低下したため、低水位燃焼遮断装置が作動してバーナーが停止した。この装置の目的として正しいものはどれか。
- Aボイラー水の温度が設定値を超えたときに給水ポンプを自動的に停止させる
- B蒸気圧力が常用圧力を超えたときに安全弁を自動的に開放させる
- C燃焼用空気量が不足したときに自動的に燃料量を増加させる
- ✓水位が安全低水位以下になったときに燃料の供給を自動的に停止し、空だき事故を防止する
解説
低水位燃焼遮断装置は水位が安全低水位を下回った際に燃料供給を自動的に遮断し、空だきによる過熱・破損事故を防止するための安全装置である。
根拠ボイラーの取扱いに関する知識(低水位燃焼遮断装置等の自動制御・インターロック)
ある事業場で、伝熱面積32m²の炉筒煙管ボイラー1台を1名で取り扱わせることになった。この作業主任者として選任できる最低限の資格はどれか。
- A二級ボイラー技士
- B特級ボイラー技士
- ✓一級ボイラー技士
- Dボイラー取扱技能講習修了者
解説
伝熱面積が25m²以上500m²未満のボイラーを取り扱う作業主任者には一級ボイラー技士以上(一級・特級)の免許が必要であり、二級ボイラー技士では不足する。
根拠ボイラー及び圧力容器安全規則 ボイラー取扱作業主任者の選任(伝熱面積による資格区分)
事業者が新たにボイラーを設置して使用を開始するまでの法定手続きの順序として、正しいものはどれか。
- ✓ボイラー設置届の提出 → 落成検査 → 検査証の交付 → 使用開始
- Bボイラー設置届の提出 → 検査証の交付 → 落成検査 → 使用開始
- C落成検査 → ボイラー設置届の提出 → 検査証の交付 → 使用開始
- D検査証の交付 → ボイラー設置届の提出 → 落成検査 → 使用開始
解説
ボイラーを設置する際は、あらかじめ設置届を提出し、落成検査を受けて合格した後に検査証の交付を受け、その検査証を備えて初めて使用を開始できる。
根拠労働安全衛生法・ボイラー及び圧力容器安全規則 ボイラーの設置届・落成検査
使用中のボイラーについて、燃焼装置を大幅に取り替える工事を行おうとする場合、事業者が行うべき法令上の手続きとして、正しいものはどれか。
- A変更後に使用実績を報告すればよく、事前の届出は不要である
- ✓あらかじめ、所轄労働基準監督署長にボイラー変更届を提出しなければならない
- C軽微な変更に該当するため、いかなる届出も不要である
- Dボイラー技士免許を持つ者が社内で承認すれば届出は不要である
解説
燃焼装置の取替えのようにボイラーの構造・性能に影響を与える変更を行う場合は、あらかじめ所轄労働基準監督署長に変更届を提出しなければならない。
根拠ボイラー及び圧力容器安全規則 ボイラーの変更届
「ボイラー取扱作業主任者」と「ボイラー整備士」の職務の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- Aボイラー整備士はボイラーの運転中の水位監視を行う者であり、ボイラー取扱作業主任者は分解整備のみを行う
- ✓ボイラー取扱作業主任者はボイラーの運転時の取扱いを管理する者であり、ボイラー整備士はボイラーの分解を伴う整備・修理の業務を行う者である
- Cボイラー取扱作業主任者とボイラー整備士は同一の資格であり、業務内容に区別はない
- Dボイラー取扱作業主任者の資格があれば、ボイラー整備士の業務も自動的に行うことができる
解説
ボイラー取扱作業主任者は運転中のボイラーの取扱いを管理・監視する役割を担い、ボイラー整備士はボイラーを分解して行う整備・修理の業務を行う別の資格である。
根拠労働安全衛生法 ボイラー取扱作業主任者・ボイラー整備士の職務
ボイラーの運転中、ボイラー取扱作業主任者が水面測定装置により水位が安全低水面近くまで低下していることを確認した。このとき法令上直ちに取るべき対応として、正しいものはどれか。
- A水位の記録のみを行い、特段の措置は取らない
- Bそのまま運転を継続し、1時間後に再確認する
- C安全弁を手動で開放して圧力を下げる
- ✓燃焼を抑制又は停止するとともに、給水その他の必要な措置を講じる
解説
ボイラー取扱作業主任者は、水位の異常など危険な状態を認めたときは、直ちに燃焼を抑制・停止し、給水その他必要な措置を講じることが職務として求められている。
根拠ボイラー及び圧力容器安全規則 ボイラー取扱作業主任者の職務
ある事業者が、現在使用している据置式のボイラーを、同一事業場内の別の場所に移設して使用しようとしている。この場合に事業者が行うべき手続きとして、正しいものはどれか。
- A設置場所の変更届を提出するだけでよく、落成検査を受ける必要はない。
- ✓ボイラー設置届を提出し、落成検査を受けなければならない。
- C変更の内容が設置場所のみであれば、法令上の手続きは一切不要である。
- D性能検査のみを受けばよく、設置届の提出は不要である。
解説
ボイラーの設置場所を変更する場合は、新たに設置する場合と同様に、ボイラー設置届を提出し、落成検査を受けなければならない。設置場所の変更は構造や据付状態に影響するため、簡易な届出のみでは済まない。
根拠ボイラー及び圧力容器安全規則-ボイラー設置届及び落成検査
電気を熱源とするボイラーにおいて、電力設備の容量が900キロワットであるとき、ボイラー及び圧力容器安全規則上の伝熱面積の算定値に最も近いものはどれか。ただし、電気ボイラーは電力設備容量20キロワットをもって伝熱面積1平方メートルとみなすものとする。
- A15m²
- B30m²
- ✓45m²
- D60m²
解説
電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量20kWを1m²とみなして算定する。900kW÷20kW/m²=45m²となる。
根拠ボイラー及び圧力容器安全規則-電気ボイラーの伝熱面積の算定方法
重油はJIS規格により粘度等に応じてA重油・B重油・C重油に分類されるが、A重油とC重油の性質の違いに関する記述として正しいものはどれか。
- AA重油はC重油より粘度が高く、大容量ボイラーでの使用に適している
- BA重油とC重油は粘度に差がなく、用途による区別はない
- ✓A重油は粘度が低く主に小容量ボイラーに使用され、C重油は粘度が高く大容量ボイラーで加熱して使用される
- DC重油は常温でも加熱なしに良好な噴霧ができるため予熱の必要がない
解説
A重油は粘度が低く加熱せずに使用できるため小容量ボイラーに適し、C重油は粘度が高いため噴霧に適した粘度まで加熱してから使用する大容量ボイラー向けの燃料である。
根拠ボイラー技士試験 燃料及び燃焼に関する知識(液体燃料の種類と性質)
ある油だきボイラーにおいて、燃料1kg当たりの理論空気量が9.5m³N/kg、実際に炉内に供給された空気量が11.4m³N/kgであった。このときの空気比に最も近い値はどれか。
- A1.5
- B0.8
- C1.0
- ✓1.2
解説
空気比は実際空気量を理論空気量で割った値であり、11.4÷9.5=1.2となる。空気比が1を超えていることは、完全燃焼を確実にするため過剰空気が供給されていることを示す。
根拠ボイラー技士試験 燃料及び燃焼に関する知識(理論空気量・実際空気量・空気比)
油だきボイラーの燃料送油系統において、貯油槽からバーナーに至るまでの燃料の処理の順序として、正しいものはどれか。
- ✓貯油槽→ストレーナ→油加熱器→バーナー
- Bストレーナ→貯油槽→バーナー→油加熱器
- C油加熱器→貯油槽→ストレーナ→バーナー
- D貯油槽→油加熱器→ストレーナ→バーナー
解説
重油は貯油槽から送られた後、ストレーナで異物をろ過し、その後油加熱器で噴霧に適した粘度まで加熱してからバーナーに供給するのが通常の順序である。
根拠ボイラー技士試験 燃料及び燃焼に関する知識(重油の供給系統)
油だきボイラーの運転中、排ガス分析の結果、CO2濃度が基準値より低くO2濃度が高めであった。このときの状態の説明と対応として最も適切なものはどれか。
- ✓燃焼用空気量が過剰であるため、空気量を減少させる調整を行う
- B燃料の予熱不足であるため、燃料温度を上げる
- Cバーナーのノズルが閉塞しているため、直ちに交換する
- D燃焼用空気量が不足しているため、空気量を増加させる
解説
排ガス中のCO2濃度が低くO2濃度が高いことは、燃焼用空気が過剰に供給されていることを示す。この場合は排ガス熱損失が増大するため、空気量を減らす調整を行う。
根拠ボイラー技士試験 燃料及び燃焼に関する知識(燃焼ガス分析による燃焼管理)
重油だきボイラーの節炭器(エコノマイザ)伝熱面に著しい腐食が発生し、調査の結果、排ガス温度が異常に低下していたことが判明した。この腐食の原因として最も考えられるものはどれか。
- A給水中の溶存酸素が低温腐食の直接の原因である
- ✓燃料中の硫黄分による硫酸が、排ガス温度の低下により露点以下で凝縮し腐食を起こした
- C排ガス温度が高すぎたため、金属が酸化して腐食した
- D燃料中の水分が多すぎたため、酸素と反応して腐食した
解説
重油中の硫黄分は燃焼によりSO3となり排ガス中の水蒸気と結合して硫酸を生成する。排ガス温度が酸露点以下に下がると伝熱面に硫酸が凝縮し、低温腐食を引き起こす。
根拠ボイラー技士試験 燃料及び燃焼に関する知識(燃焼に伴う腐食・低温腐食)
ある液体燃料に小さな火源を近づけたとき、その蒸気が瞬間的に燃え出す最低の温度を何というか。
- ✓引火点
- B発火点(自然発火点)
- C流動点
- D凝固点
解説
引火点は可燃性蒸気に小火源を近づけたときに燃え出す最低温度であり、外部からの点火源を必要としない発火点とは異なる。流動点・凝固点は油の流動性に関する温度であり、燃焼性とは別の概念である。
根拠燃料及び燃焼に関する知識(燃料の性質:引火点・発火点等)
冬季、屋外に設置されたC重油の貯油槽で油温が低下し、重油の粘度が上昇して送油ポンプが正常に稼働しなくなった。この事象への対応として最も適切なものはどれか。
- ✓貯油槽及び配管を加熱・保温し、重油の温度を流動点以上に保つ。
- B重油に多量の水を加えて希釈し、粘度を下げる。
- C送油経路のストレーナを取り外して、流路の抵抗を下げる。
- Dバーナーの噴霧圧力を下げて、油の流れをよくする。
解説
C重油は粘度が高く、低温になるほど流動性が低下し、流動点以下では送油が困難になる。したがって貯油槽や配管を加熱・保温し、重油の温度を流動点以上に保つことが適切な対応である。
根拠燃料及び燃焼に関する知識(重油の性質:流動点、貯油・送油管理)