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出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-10-14)
消防設備士の甲種免状と乙種免状の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- A甲種と乙種はどちらも工事ができるが、点検はできない
- B甲種は点検のみを行い、工事及び整備は乙種が行う
- ✓甲種は工事・整備・点検を行うことができるが、乙種は整備・点検のみを行うことができる
- D甲種と乙種の違いは対象設備の種類のみであり、工事の可否に差はない
解説
消防設備士のうち甲種免状の取得者は工事・整備・点検のすべてを行うことができるが、乙種免状の取得者は整備及び点検のみを行うことができ、工事は行えない。
根拠消防設備士試験 試験案内:消防設備士免状の種類(甲種・乙種の区分と工事整備対象設備等の業務範囲)
ある工場において屋外消火栓設備の新設工事を施工する場合、工事を行う技術者が有していなければならない免状として正しいものはどれか。
- A乙種第6類
- ✓甲種第1類
- C甲種第4類
- D乙種第7類
解説
屋外消火栓設備は第1類に区分される設備であり、工事を行うためには甲種第1類の免状が必要である。乙種は工事を行うことができない。
根拠消防設備士試験 試験案内:消防設備士免状の種類(第1類の工事整備対象設備等)
消火器の整備を行うために必要な免状の種類として、正しいものはどれか。
- A甲種第6類
- B甲種第1類
- ✓乙種第6類
- D乙種第1類
解説
消火器は第6類に区分されるが、第6類には甲種の設定がなく乙種のみである。したがって消火器の整備・点検は乙種第6類で行う。
根拠消防設備士試験 試験案内:消防設備士免状の種類(第6類は乙種のみ設定)
消防設備士免状を有する者が、本籍地を変更した場合に行うべき手続きとして、正しいものはどれか。
- A免状の再交付申請
- B新規免状の交付申請
- C消防設備士講習の受講
- ✓免状の書換え申請
解説
免状の記載事項である本籍等に変更があった場合は、免状の書換えを申請する必要がある。再交付は免状を破損・紛失した場合に行う手続きである。
根拠消防設備士試験 試験案内:免状の交付・書換え(本籍等の書換え)
ある半導体製造工場において水噴霧消火設備の新設工事を行う場合、工事を担当する技術者が有していなければならない消防設備士免状の種類として、正しいものはどれか。
- ✓甲種第1類
- B甲種第2類
- C甲種第3類
- D乙種第1類
解説
水噴霧消火設備は第1類に属する設備であり、新設工事を行うには甲種の免状が必要である。乙種は整備のみ可能であり工事は行えない。
根拠消防設備士免状の種類と工事整備対象設備等(第1類)
既に設置されているハロゲン化物消火設備について整備(修理)のみを行う場合に有していればよい消防設備士免状として、正しいものはどれか。
- A乙種第1類
- B甲種第4類
- ✓乙種第3類
- D乙種第5類
解説
ハロゲン化物消火設備は第3類に属する設備である。整備のみであれば乙種の免状で足り、新設工事を行う場合に限り甲種が必要となる。
根拠消防設備士免状の種類と工事整備対象設備等(第3類)
パッケージ型消火設備及びパッケージ型自動消火設備の工事・整備を行うことができる消防設備士免状の類別として、正しいものはどれか。
- ✓第1類、第2類及び第3類のいずれの免状でも工事・整備が可能である
- B第1類の免状のみで工事・整備が可能である
- C第4類の免状でなければ工事・整備できない
- D第1類と第5類の免状に限り工事・整備が可能である
解説
パッケージ型消火設備及びパッケージ型自動消火設備は、第1類、第2類及び第3類のいずれの対象設備にも共通して含まれており、いずれかの類の免状があれば工事・整備を行うことができる。
根拠消防設備士免状の種類と工事整備対象設備等(第1類・第2類・第3類)
電気回路の抵抗値をテスター(抵抗計)で測定する際、誤って回路に電源が入ったままの状態で測定を行ってしまったことに気付いた。このときに取るべき最も適切な対応はどれか。
- A通電したまま測定を続ける
- ✓回路の電源を切ってから測定し直す
- Cレンジを最大にして測定する
- Dテスターの測定端子を短絡させてから測定する
解説
抵抗測定は回路に内部電源(電池)を用いて行うため、外部から電圧がかかった状態で測定するとテスターの破損や測定値の誤りが生じる。したがって必ず電源を切った状態で測定し直す必要がある。
根拠消防設備士試験 基礎的知識(電気に関する基礎知識)-測定器の取扱い・抵抗測定
機械部品が破壊強度以下の荷重であっても、長期間にわたり繰り返し振動や荷重を受けることで、やがて亀裂が生じて破断する現象として、正しいものはどれか。
- ✓疲労破壊
- B塑性変形
- C腐食
- Dクリープ破壊
解説
疲労破壊は、静的な破壊強度を下回る荷重であっても繰り返し応力を受け続けることで微小な亀裂が進展し、最終的に破断する現象である。塑性変形は永久変形、腐食は化学的な劣化、クリープ破壊は高温下での持続荷重による変形であり、いずれも事例の内容とは異なる。
根拠消防設備士試験 基礎的知識(機械に関する基礎知識)-材料の強さ・破壊現象
電気配線において短絡(ショート)事故が発生した場合に生じる一連の現象を、発生する順序として正しく並べたものはどれか。
- A配線が過熱する→電流が急激に増大する→絶縁被覆が損傷する→火花や発火が生じる
- ✓電流が急激に増大する→配線が過熱する→絶縁被覆が損傷する→火花や発火が生じる
- C絶縁被覆が損傷する→電流が急激に増大する→配線が過熱する→火花や発火が生じる
- D火花や発火が生じる→電流が急激に増大する→配線が過熱する→絶縁被覆が損傷する
解説
短絡が発生すると回路の抵抗が極端に低下するため電流が急激に増大し、その大電流によって配線が過熱し、絶縁被覆が損傷し、最終的に火花や発火に至る。この因果関係の順序が物理的に正しい流れである。
根拠消防設備士試験 基礎的知識(電気に関する基礎知識)-短絡事故に伴う現象
金属材料に外力を加えたとき、力を取り除くと元の形状に戻る「弾性変形」と、戻らない「塑性変形」の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- ✓弾性変形は弾性限度内の変形であり、塑性変形は弾性限度を超えた永久変形である
- B弾性変形は永久変形であり、塑性変形は一時的な変形である
- C両者は荷重の大きさに関係なく常に同じ現象である
- D塑性変形は温度が低いほど必ず起こりやすくなる
解説
弾性変形は荷重が弾性限度内であり除荷すれば元の形状に戻るのに対し、塑性変形は弾性限度を超えた荷重によって生じる永久変形である。両者は荷重の大きさ(弾性限度を超えるか否か)によって区別される現象である。
根拠消防設備士試験 基礎的知識(機械に関する基礎知識)-材料の弾性と塑性
ある電気設備の絶縁体に高電圧を加えて絶縁抵抗を測定したところ、ごくわずかながら電流が流れていることが確認された。この現象及びその対応として、最も適切なものはどれか。
- Aこの現象は正常であり、特に対応は不要である
- ✓これは漏れ電流(漏洩電流)であり、絶縁劣化の可能性があるため点検・交換等の対応を検討する必要がある
- Cこれは短絡電流であり、直ちに電源を遮断しなければ機器が破損する
- Dこれは誘導電流であり、磁界の影響を取り除けば消失する
解説
絶縁体であっても完全に電流を遮断することはできず、わずかな漏れ電流(漏洩電流)が流れることがある。これが大きくなっている場合は絶縁劣化が進んでいる可能性があるため、点検や部品交換などの保守対応が必要となる。
根拠消防設備士試験 基礎的知識(電気に関する基礎知識)-絶縁抵抗・漏れ電流
10Ωの抵抗と15Ωの抵抗を並列に接続した場合の合成抵抗として、正しいものはどれか。
- A4Ω
- ✓6Ω
- C10Ω
- D25Ω
解説
並列合成抵抗は(10×15)/(10+15)=150/25=6Ωで求められる。単純な加算(25Ω)は直列接続の場合の値であり誤りである。
根拠消防設備士試験 試験科目「基礎的知識(電気に関する部分)」(電気回路・抵抗の計算)
電気設備の点検中に作業者が感電し、意識を失って倒れているのを発見した。このとき最初に取るべき対応として、最も適切なものはどれか。
- A感電者の体に直接触れて、安全な場所まで引き離す。
- B感電者の口に水を飲ませて意識を確認する。
- ✓感電者に触れる前に、まず電源を遮断するなど安全を確保する。
- Dそのまま周囲の安全を確認せず様子を見る。
解説
感電者に触れると二次感電のおそれがあるため、まず電源を遮断し安全を確保することが最優先である。直接触れて救助する行為は救助者自身も感電する危険がある。
根拠消防設備士試験 試験科目「基礎的知識(電気に関する部分)」(感電事故時の安全確保)
蓄圧式粉末消火器の分解整備を行う際、分解作業の前に指示圧力計の表示を確認せずにキャップを緩めたところ、内部の残圧によりキャップが飛び出す事故が発生した。このような事故を防止するために、分解前に必ず行うべき作業として、最も適切なものはどれか。
- A消火薬剤の種類及び製造年月を確認する
- ✓指示圧力計の表示が0であることを確認し、内部圧力が完全に排出されていることを確かめる
- C消火器の外観に腐食や変形がないかを確認する
- D安全栓及び封が装着されていることを確認する
解説
蓄圧式消火器は内部にガス圧が残っている場合があり、分解前に指示圧力計等で内部圧力が完全に排出されていることを確認しないと、キャップ飛散等の重大事故につながる。これは整備作業における基本的な安全確保手順である。
根拠消防設備士試験 構造・機能・工事・整備(消火器の整備に関する基礎知識・安全作業手順)
電気回路の絶縁抵抗を絶縁抵抗計(メガー)で測定する場合、次のア〜エの作業を実施順に並べたものとして、正しいものはどれか。ア 絶縁抵抗計のリード線を測定箇所に接続する イ 測定対象の電源を遮断する ウ 測定対象に接続されている電子機器等を回路から取り外す エ 絶縁抵抗計で測定を行う
- Aア→イ→ウ→エ
- Bイ→ア→ウ→エ
- Cウ→イ→ア→エ
- ✓イ→ウ→ア→エ
解説
絶縁抵抗測定では、まず感電防止のため電源を遮断し、測定による高電圧で損傷する恐れのある電子機器等を回路から取り外した後にリード線を接続して測定を行う。電源遮断を最初に行うことが安全上最も重要である。
根拠消防設備士試験 構造・機能・工事・整備(電気工事・整備における絶縁抵抗測定の基礎知識)
配管工事において、異なる種類の金属を直接接触させた状態で使用した場合に、電位差により接触部分で生じやすい腐食現象として、正しいものはどれか。
- A応力腐食割れ
- ✓異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)
- C水素脆化
- D疲労腐食
解説
異なる金属が接触した状態で電解質(水分等)が存在すると、電位の低い金属が電池の負極のように働き、優先的に腐食が進行する。これを異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)といい、配管工事では接続材料の選定に注意が必要である。
根拠消防設備士試験 構造・機能・工事・整備(配管工事における材料の腐食に関する基礎知識)
厨房のように通常時でも温度変化が大きい場所に、誤って差動式スポット型感知器を設置したところ、調理による温度上昇で火災でないにもかかわらず頻繁に作動してしまった。この誤作動を防ぐために設置すべき感知器として、最も適切なものはどれか。
- A差動式分布型感知器
- Bイオン化式スポット型感知器
- C光電式分離型感知器
- ✓定温式スポット型感知器
解説
厨房のように平常時から温度変化が大きい場所では、温度上昇率を検知する差動式感知器は誤作動しやすい。一定温度に達したときのみ作動する定温式スポット型感知器を用いることで誤作動を防止できる。
根拠自動火災報知設備の感知器の設置場所に応じた選定(厨房等における定温式感知器の適用)
歯数20の原動歯車が毎分300回転しているとき、これに噴合する歯数80の歯車の回転数として、正しいものはどれか。
- A300rpm
- B20rpm
- ✓75rpm
- D1200rpm
解説
噴合する歯車の回転数は歯数に反比例する。N2=N1×T1/T2=300×20/80=75rpmとなる。
根拠機械に関する基礎的知識(歯車の回転比)
消防用設備等の非常電源として設置されている蓄電池設備について、点検の結果、容量不足により規定の時間作動できないことが判明した。この場合に取るべき対応として、最も適切なものはどれか。
- A容量不足のまま運用を継続し、次回点検まで様子を見る
- B自動火災報知設備のみ非常電源なしで運用する
- C蓄電池の代わりに常用電源のみで代替する
- ✓直ちに蓄電池を交換又は増設し、規定の容量を確保する
解説
非常電源は停電時に消防用設備等を規定時間以上作動させる必要があるため、容量不足が判明した場合は速やかに蓄電池の交換や増設等により規定容量を確保しなければならない。
根拠消防用設備等の非常電源(蓄電池設備)の構造・機能及び維持管理
動滑車1個を用いて質量60kgの物体を持ち上げる場合、ロープを引く力として、正しいものはどれか。ただし、重力加速度を9.8m/s²とし、滑車及びロープの摩擦・質量は考慮しないものとする。
- ✓294N
- B588N
- C147N
- D1176N
解説
物体にかかる重力は60kg×9.8m/s²=588Nであり、動滑車を1個使用すると必要な力はその半分となるため、588N÷2=294Nとなる。
根拠機械に関する基礎的知識(滑車の原理)
3%型泡消火薬剤を使用して泡水溶液100Lを作成する場合、必要な泡消火薬剤の量として正しいものはどれか。
- A30L
- B7L
- ✓3L
- D97L
解説
3%型の泡消火薬剤は、水97Lに薬剤3Lを混合して泡水溶液100Lとする希釈率である。したがって必要な薬剤量は3Lとなる。
根拠泡消火設備(甲種・乙種第2類)鑑別等実技-泡消火薬剤の希釈率に関する知識
消火器の外観点検を行ったところ、容器本体に著しい腐食による減肉が確認された。この場合に取るべき対応として、最も適切なものはどれか。
- ✓直ちに消火器を廃棄し、新しい消火器に交換する
- Bそのまま設置を継続し、次回の内部及び機能点検まで様子を見る
- C腐食部分のみを補修塗装して使用を継続する
- D内部の消火薬剤のみを詰め替えて再使用する
解説
容器本体の著しい腐食・減肉は耐圧性能の低下による破裂等の危険を伴うため、補修や薬剤詰替えでは対処できず、直ちに廃棄して交換する必要がある。
根拠消火器の点検基準における外観点検判定(腐食・変形等)に関する知識
蓄圧式粉末消火器を使用して初期消火を行う場合の操作手順を、次のア〜エについて正しい順序に並べたものはどれか。ア ホースを外して火元に向ける イ 安全栓を抜く ウ レバーを握って放射する エ 消火器を火災現場まで運搬する
- Aイ→エ→ア→ウ
- Bエ→ア→イ→ウ
- Cイ→ア→エ→ウ
- ✓エ→イ→ア→ウ
解説
消火器を火災現場まで運搬し、安全栓を抜いてホースを外して火元に向け、最後にレバーを握って放射する、という手順が一般的な操作順序である。
根拠消火器の使用方法(実技)に関する知識
スプリンクラー設備における湿式流水検知装置と乾式流水検知装置の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- A湿式は配管内を圧縮空気で満たし、乾式は配管内を常時加圧水で満たしている
- B湿式は寒冷地の凍結防止に適しており、乾式は一般の屋内でのみ使用される
- ✓湿式は配管内を常時加圧水で満たしており、乾式は配管内を圧縮空気等で満たし、ヘッド作動後に送水する
- D湿式と乾式はいずれも配管内を空にしており、作動時にのみ水を充填する
解説
湿式は配管内を常時加圧水で満たして即時放水できる方式であり、乾式は凍結のおそれがある場所等で配管内を圧縮空気等で満たし、ヘッドが作動して空気が抜けた後に水が送られる方式である。
根拠スプリンクラー設備(甲種第1類)の流水検知装置(湿式・乾式)に関する知識
光電式スポット型煙感知器とイオン化式スポット型煙感知器の作動原理の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
- A光電式はイオン電流の変化を検出し、イオン化式は光の散乱を検出する。
- Bイオン化式は火災による赤外線や紫外線を検出する方式であり、光電式より応答が速い。
- ✓光電式は煙粒子による光の乱反射(散乱光)を受光素子で検出するのに対し、イオン化式は煙によるイオン電流の変化を検出する。
- D光電式とイオン化式はいずれも周囲の温度上昇を検出する点で同じ原理である。
解説
光電式は発光部からの光が煙粒子に当たって散乱した光を受光素子で検知する方式であり、イオン化式は煙によって電極間のイオン電流が変化することを検知する方式である。両者とも熱ではなく煙を検知対象とする点は共通するが、検出原理が異なる。
根拠消防設備士試験(鑑別等)-自動火災報知設備の感知器の構造及び機能
LPGのような空気より重いガスを燃料とする厨房設備にガス漏れ火災警報設備の検知器を設置する場合、最も適切な設置位置はどれか。
- A燃焼器から最も離れた高い位置
- ✓床面から0.3m以内の位置
- C天井から0.3m以内の位置
- D床面から1.5mの高さ
解説
空気より重いガスは床面付近に滞留しやすいため、検知器は燃焼器等から一定距離内で、かつ床面から0.3m以内の低い位置に設ける必要がある。これは天井付近に設ける空気より軽いガス用の設置基準とは逆になる。
根拠消防法施行規則第24条の2の3(ガス漏れ火災警報設備の検知器の設置)
点検用のてこ状工具を用い、支点から0.4mの位置にある質量相当600Nの荷物を、支点から1.2mの位置に力を加えて釣り合わせる場合、必要な力として正しいものはどれか。
- A300N
- ✓200N
- C400N
- D100N
解説
てこの原理より、力×力点距離=荷重×荷重点距離が釣り合うため、F×1.2=600×0.4となり、F=200Nとなる。
根拠消防設備士試験(鑑別等)-機械に関する基礎知識(力のつり合い)