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出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-10-02)
16ページの中綴じ冊子のDTPデータを作成する際、各ページが独立して作られ、見開きの絵柄がノド(中央)でずれて配置されていることが入稿直前に判明した。このような問題を未然に防ぐために制作初期段階で必ず確認しておくべきことはどれか。
- A使用フォントのライセンス条件
- ✓台割(ページ構成・見開きの配置関係)
- CCMYKの総インキ量設定
- D画像の解像度
解説
見開き絵柄のズレは台割(各ページの配置と見開き関係の構成)を事前に確認・共有していないことが原因で起こりやすい。フォントや総インキ量、画像解像度は見開きのズレとは直接関係しない。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「DTP」カテゴリ:ページ物制作・台割・面付けに関する知識
DTPデータを印刷会社に入稿する前に行う一連の作業(テキスト流し込み、画像配置・リンク、フォントのアウトライン化、プリフライトチェック)のうち、通常最後に行うべき工程はどれか。
- Aフォントのアウトライン化
- Bテキストの流し込み
- ✓プリフライトチェックによるデータ不備の最終確認
- D画像の配置・リンク
解説
テキスト流し込みや画像配置、アウトライン化といった制作作業を終えた後、入稿直前にデータ全体の不備を総点検するプリフライトチェックを行うのが通常の工程順序である。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「DTP」カテゴリ:入稿データ作成とプリフライトチェック
K100%で作成した細い罫線を、背景に配置されたカラー画像の上に重ねて配置する場合、印刷時の版ズレによって罫線の境界に白いフチ(ヌケ)が生じるのを防ぐために行う設定として最も適切なものはどれか。
- A罫線の色をプロセスブラックからリッチブラックに変更する
- B画像の解像度を上げる
- ✓罫線をオーバープリントに設定する
- D罫線をノックアウト(通常合成)に設定する
解説
黒い細線をオーバープリントに設定すると下地の色を抜かずに黒インキを重ねて印刷できるため、版ズレが生じても白いフチが発生しない。ノックアウト設定ではかえって白フチが生じやすい。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「DTP」カテゴリ:オーバープリントとノックアウトの処理
16ページの中綴じ冊子を作成する場合、中綴じ製本に用いる見開き用紙(1枚の表裏で4ページ分を構成する)は最低何枚必要か。
- A2枚
- B16枚
- C8枚
- ✓4枚
解説
1枚の見開き用紙で表裏合わせて4ページ分を構成できるため、16ページを作るには16÷4=4枚の用紙が必要となる。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「DTP」カテゴリ:中綴じ製本と面付けの基礎
DTPで扱う画像ファイル形式のうち、EPS形式とTIFF形式の違いに関する記述として適切なものはどれか。
- AEPSはWeb用画像形式であり、TIFFは印刷用画像形式である
- BEPSはRGBのみ対応し、TIFFはCMYKのみ対応する
- ✓EPSはPostScriptをベースにベクトル・ビットマップを混在でき、クリッピングパス等の情報も保持できるが、TIFFは主にビットマップ画像専用の形式でPostScript記述を含まない
- DEPSは非圧縮専用形式であり、TIFFは必ず圧縮される
解説
EPSはPostScript言語に基づきベクトルとビットマップを混在させクリッピングパスなどの情報も保持できるが、TIFFはビットマップ画像専用の形式でPostScript記述を持たない点が大きな違いである。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「DTP」カテゴリ:画像ファイル形式(EPS・TIFF等)
ある制作現場で、Webサイト用に撮影したRGBのデジタル写真をそのままDTPソフトに配置し、カラーモード変換を行わずにCMYK前提の印刷用PDFを作成して入稿した。この印刷結果において最も懸念される問題はどれか。
- A画像の解像度が自動的に半分になり、輪郭にジャギー(ギザギザ)が目立つようになる
- Bテキストがアウトライン化されず、別環境で開いた際に文字化けする
- ✓RGBで表現されていた鮮やかな青や緑が、CMYKの色域に収まりきらず彩度が低下し、画面で見た色と印刷結果に差が生じる
- D画像ファイルのサイズが変化せず、配置時にリンク切れが発生する
解説
RGBはディスプレイの発光による加法混色で色域が広く、CMYKはインキによる減法混色で色域が狭いため、変換時に再現できない色(特に鮮やかな青・緑)は彩度が落ちて印刷される。これはカラーモード変換に関する基本的な注意点である。
根拠DTPエキスパートカリキュラム『DTP』カテゴリ(画像データとカラーモードに関する知識)
RGBとCMYKの違いに関する記述として適切なものはどれか。
- ARGBは減法混色、CMYKは加法混色であり、両者は同じ色域を再現できる
- ✓RGBはディスプレイなどの発光体で用いられる加法混色であり、CMYKはインキや顔料による減法混色で、一般にRGBの方が表現できる色域が広い
- CRGBとCMYKは混色方式が同一であるため、変換しても色の見え方に変化は生じない
- DCMYKは3原色、RGBは4原色で構成される
解説
RGBは光の三原色による加法混色でディスプレイなどに用いられ、CMYKはインキの減法混色で印刷に用いられる。一般にRGBの方が表現可能な色域が広く、CMYKへの変換時に再現できない色が生じうる。
根拠DTPエキスパートカリキュラム『DTP』カテゴリ(色の表現方式に関する知識)
ある印刷物で、刷版用データ上では中間調50%の網点として指定していた画像部分が、本刷りで実測すると65%前後まで拡大しており、画像全体が暗く重たい仕上がりになった。この現象の名称と、次回以降の制作で取るべき対策として適切なものはどれか。
- Aモアレと呼ばれる現象であり、スクリーン角度を変更することで解消する
- ✓ドットゲインと呼ばれる現象であり、印刷条件に応じたキャリブレーションカーブやプロファイルを用いて事前に補正しておく
- Cトラッピングと呼ばれる現象であり、オーバープリント設定を見直すことで解消する
- Dコントラスト不足と呼ばれる現象であり、画像の彩度を上げることで解消する
解説
刷版上の網点面積率よりも印刷後の実際の網点面積率が大きくなる現象はドットゲイン(網点拡大)と呼ばれる。印刷条件に応じたキャリブレーションカーブやプロファイルで事前に補正することが一般的な対策である。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「色」カテゴリ:網点・ドットゲインに関する知識
色校正紙を蛍光灯の下で確認した際には見本と同じ色に見えたが、窓際の自然光の下で見ると明らかに色味が異なって見えた。この現象の名称と、色評価を行う際にとるべき対応として適切なものはどれか。
- Aドットゲインと呼ばれる現象であり、網点面積率を補正して色評価を行う
- Bモアレと呼ばれる現象であり、画像の解像度を変更して色評価を行う
- ✓メタメリズムと呼ばれる現象であり、標準光源(D50など)を用いた環境で色評価を行う
- Dバンディングと呼ばれる現象であり、階調数を増やして色評価を行う
解説
分光分布の異なる2つの色が、ある光源下では同じ色に見えても別の光源下では異なって見える現象をメタメリズム(条件等色)という。色評価には観察光源を標準化すること(D50光源など)が重要である。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「色」カテゴリ:測色・色評価の標準観察条件に関する知識
印刷条件でTAC(総インキ量)の上限を300%と定めている現場で、シャドウ部のデータがC92% M88% Y78% K70%と指定されていた。このデータの合計インキ量は上限を何ポイント超えているか。
- A18ポイント
- ✓28ポイント
- C38ポイント
- D8ポイント
解説
C92+M88+Y78+K70=328%となり、上限300%との差は328-300=28ポイントである。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「色」カテゴリ:総インキ量(TAC)管理に関する知識
RGB画像をCMYKに分解する一連の作業工程として、通常たどる順序はどれか。
- AUCR/GCR処理 → 色調補正 → RGBからCMYKへの変換
- BCMYKからRGBへの変換 → 色調補正 → UCR/GCR処理
- ✓色調補正 → RGBからCMYKへの変換(色分解) → UCR/GCRによる墨版調整
- DUCR/GCRによる墨版調整 → RGBからCMYKへの変換 → 色調補正
解説
通常はまずRGB画像の段階で色調補正を行い、その後CMYKへの色分解を行い、最後にUCR/GCRによって墨版を調整するという順序で作業が進む。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「色」カテゴリ:色分解・墨版生成(UCR/GCR)の工程に関する知識
印刷現場で用いられる「濃度計」と「分光測色計」の違いに関する記述として適切なものはどれか。
- ✓濃度計はフィルターを通した反射光量からインキの濃度を数値化するのに対し、分光測色計は波長ごとの分光反射率を測定しL*a*b*などの絶対的な色数値を算出できる
- B濃度計は色の見えそのものであるL*a*b*値を直接出力するが、分光測色計はインキの濃度のみを示す
- C濃度計と分光測色計はどちらも同一原理の機器であり、測定できる項目に差はない
- D濃度計は特色インキの測定専用機器であり、分光測色計はプロセスカラー専用機器である
解説
濃度計はR・G・Bなどのフィルターを通した反射光量からインキの相対的な濃度を測定する機器であるのに対し、分光測色計は可視光の波長ごとの分光反射率を測定し、L*a*b*などの絶対的な色数値に変換できる点が異なる。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「色」カテゴリ:濃度計・分光測色計による色測定に関する知識
ある印刷物で、スキャン画像を複数のインキ版に分解して網点印刷したところ、画像全体に規則的な縞模様(モアレ)が発生した。最も考えられる原因はどれか。
- A画像の解像度が不足していた
- Bドットゲインが過大だった
- ✓各版のスクリーン角度の設定が不適切だった
- Dトラッピングの設定が不適切だった
解説
モアレは複数の網点パターンが干渉し合うことで生じる縞模様であり、CMYK各版のスクリーン角度を一定の間隔(例:15°・45°・75°・90°)で離して配置することで発生を防ぐ。角度設定が近すぎたり同一だったりすると発生しやすくなる。
根拠色カテゴリ(網点・スクリーニングとモアレ)
加法混色と減法混色の違いに関する記述として適切なものはどれか。
- A加法混色はインキの重ね刷りで用いられ、減法混色はモニタの発光で用いられる
- ✓加法混色は光の三原色(RGB)を重ねるほど明るくなり白に近づくのに対し、減法混色は色材の三原色(CMY)を重ねるほど暗くなり黒に近づく
- C加法混色・減法混色はいずれも色を重ねるほど暗くなる点で共通する
- D加法混色はCMYKの4色分解で用いられ、減法混色はRGBのモニタ表示で用いられる
解説
モニタなど発光体の混色(加法混色)はRGBを足すほど明るくなり3色を合わせると白に近づく。一方、インキや塗料など光を吸収する色材の混色(減法混色)はCMYを重ねるほど光の吸収が増え、暗く黒に近づく。
根拠色カテゴリ(加法混色・減法混色の原理)
ある印刷物で、用紙の目(繊維の流れ方向)に逆らって二つ折りの加工を行ったところ、折り目部分に細かいひび割れ(クラック)が発生した。この問題を防ぐために、次回の制作で確認・対応すべき事項として最も適切なものはどれか。
- ✓用紙の目の方向を確認し、可能な限り目に沿って折る方向でレイアウト・面付けを設計する
- Bインキの乾燥時間を通常より長く取る
- C印刷機の版面を清掃する頻度を増やす
- D校正時の色評価用の光源を変更する
解説
用紙は繊維の流れ方向(目)があり、目に逆らって折ると繊維が割れやすくひび割れが生じる。これを防ぐには用紙の目方向を確認し、折り線が目に沿うように面付け・レイアウトを設計する必要がある。
根拠DTPエキスパートカリキュラム:印刷技術カテゴリ(用紙・資材の特性)
オフセット印刷機での印刷中、湿し水の供給量が過剰になり、インキが水を抱き込んで乳化を起こし、ベタ部分の発色が本来より淡く不安定になる現象が発生した。この現象への対応として最も適切なものはどれか。
- ✓湿し水の供給量を適正な範囲に調整し、インキと水のバランスを整える
- B印刷スピードをさらに上げて乾燥を促進する
- C使用する用紙を厚物に変更する
- D色校正時の照明をD50光源に統一する
解説
平版オフセット印刷では湿し水とインキのバランスが重要で、湿し水が過剰だとインキが乳化し発色不良を起こす。対応は湿し水量の適正化によるバランス調整である。
根拠DTPエキスパートカリキュラム:印刷技術カテゴリ(オフセット印刷の原理と印刷工程)
CTP(Computer to Plate)方式による刷版作成において、DTPデータの入稿後にたどる一般的な工程の順序として正しいものはどれか。
- ✓面付け→RIP処理(ラスタライズ)→CTP出力→現像
- BRIP処理(ラスタライズ)→面付け→現像→CTP出力
- CCTP出力→面付け→RIP処理(ラスタライズ)→現像
- D現像→面付け→RIP処理(ラスタライズ)→CTP出力
解説
入稿データはまず面付けされ、その後RIP処理でラスタライズされ、CTP出力により版面に直接露光され、最後に現像処理を行う。
根拠DTPエキスパートカリキュラム:印刷技術カテゴリ(CTP/刷版作成工程)
オフセット印刷とグラビア印刷の違いに関する記述として適切なものはどれか。
- Aオフセット印刷は版の凹部にインキを溜めて直接転写する凹版方式であり、グラビア印刷はブランケットを介して間接転写する平版方式である
- ✓オフセット印刷はブランケットを介して間接的にインキを転写する平版方式であり、グラビア印刷は版の凹部(セル)にインキを満たして直接転写する凹版方式である
- Cオフセット印刷とグラビア印刷はいずれも孔版方式に分類され、スクリーンを通してインキを転写する点で共通する
- Dオフセット印刷とグラビア印刷はいずれも版を使用せず、デジタルデータから直接用紙にインキを吐出する方式である
解説
オフセット印刷は平版の画線部に付けたインキをブランケットを介して間接的に転写する方式、グラビア印刷は凹版のセルに満たしたインキを直接転写する方式であり、版式自体が異なる。
根拠DTPエキスパートカリキュラム:印刷技術カテゴリ(印刷方式の種類と特徴)
印刷の版式のうち、スクリーン印刷に代表される孔版の特徴として適切なものはどれか。
- ✓版に設けた微細な孔からインキを押し出して転写する方式で、インキ層を厚く乗せられ、紙以外の多様な素材にも印刷できる
- B版面の凹部にインキを溜め、それを直接被印刷物に転写する方式である
- C版面の親油性の画線部にインキを付着させ、水と反発させて平らな版から転写する方式である
- D画線部が版面より凸状に盛り上がった版を用い、インキを直接転写する方式である
解説
孔版は版に設けた微細な孔(メッシュ)からインキを押し出して被印刷物に転写する方式で、厚いインキ層を形成できるため発色が鮮やかで、紙以外の多様な素材への印刷にも適する。
根拠DTPエキスパートカリキュラム:印刷技術カテゴリ(印刷の版式:凸版・平版・凹版・孔版)
写真を中心とした高精細なカタログを、表面が平滑なコート紙と、表面に凹凸のある非塗工紙(上質紙)のそれぞれに印刷する場合の対応に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ✓コート紙は表面が平滑でインキの滲みが少ないため高い線数での網点再現に適しており、非塗工紙は繊維の凹凸によりインキが滲みやすいため、コート紙よりも低い線数を選定する方が網点のつぶれやモアレを抑えられる。
- B非塗工紙の方がインキ吸収性が低いため、コート紙より高い線数を選定すべきである。
- C用紙の種類にかかわらず、線数は印刷方式のみで決まるため、用紙表面の性質を考慮する必要はない。
- Dコート紙は表面が粗いため低い線数、非塗工紙は表面が平滑なため高い線数を選定するのが適切である。
解説
コート紙は表面が平滑でインキの滲みが少なく高精細な網点再現が可能だが、非塗工紙は繊維の凹凸によりインキが滲みやすいため線数を下げて対応するのが一般的である。他の選択肢は用紙特性と線数の関係を逆に説明している。
根拠印刷技術カテゴリ:用紙の特性とスクリーン線数の関係
オフセット(平版)枚葉印刷機において、インキが被印刷体(用紙)に転写されるまでの一般的な経路として正しいものはどれか。
- A版胴から直接用紙にインキが転写され、その後ブランケット胴で仕上げの圧着が行われる。
- Bインキはまず圧胴に供給され、圧胴からブランケット胴を経て版胴に転写された後、用紙に印刷される。
- Cブランケット胴に直接インキを着肉させた後、版胴を経由して用紙に転写される。
- ✓版胴上の画線部にインキが着肉し、版胴からブランケット胴へインキ画像が転写され、ブランケット胴から圧胴で支えられた用紙へ転写される。
解説
オフセット印刷は版胴の画線部に着肉したインキを一度ブランケット胴に転写し、そのブランケット胴から圧胴に支えられた用紙へ間接的に転写する方式であり、「オフセット」の名称もこの間接転写に由来する。
根拠印刷技術カテゴリ:オフセット印刷の機構(版胴・ブランケット胴・圧胴)
ある印刷会社で、本社と地方の制作拠点との間でインターネットを経由して機密性の高い顧客データを含む大容量ファイルを安全にやり取りしたい。この目的に最も適した仕組みはどれか。
- AFTPサーバーを用意し、暗号化を行わずにファイルを転送する
- ✓VPN(仮想プライベートネットワーク)を構築し、通信を暗号化して専用回線のように利用する
- C全拠点の担当者が同一のメールアカウントを共有してファイルを送受信する
- D社内ネットワークのIPアドレスをすべて公開し、誰でもアクセスできるようにする
解説
VPNはインターネット上に暗号化された仮想的な専用回線を構築し、第三者による盗聴や改ざんを防ぎながら拠点間通信を行う仕組みである。他の選択肢はセキュリティ上の対策になっていない。
根拠DTPエキスパートカリキュラム 情報システムカテゴリ:ネットワークセキュリティ(VPN等)
画像データの圧縮方式における「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の違いに関する記述として適切なものはどれか。
- ✓可逆圧縮は元のデータを完全に復元できるが圧縮率は低く、非可逆圧縮はデータの一部を間引くことで高い圧縮率を得られるが元のデータには戻せない
- B可逆圧縮は画像データにのみ適用可能であり、非可逆圧縮はテキストデータにのみ適用可能である
- C非可逆圧縮の方が常に可逆圧縮よりファイルサイズが小さくなることはない
- D可逆圧縮は圧縮後にファイルサイズが必ず増加する方式である
解説
可逆圧縮(ロスレス)はZIPなどのように元データを完全復元できるが圧縮率に限界があり、非可逆圧縮(ロッシー)はJPEGなどのように視覚的に目立たない情報を間引いて高圧縮率を実現するが元データには戻せない。
根拠DTPエキスパートカリキュラム 情報システムカテゴリ:データ圧縮方式
ある企業で、日曜日にフルバックアップ、月曜日から土曜日まで毎日増分バックアップを行う運用を行っていたところ、水曜日にシステム障害が発生し火曜日時点の状態までデータを復元する必要が生じた。このときの復元作業の順序として正しいものはどれか。
- A火曜日の増分バックアップのみを復元すればよい
- ✓日曜日のフルバックアップを復元した後、月曜日・火曜日の増分バックアップを時系列順に適用する
- C月曜日・火曜日の増分バックアップを復元した後、日曜日のフルバックアップを適用する
- D日曜日のフルバックアップのみを復元すればよい
解説
増分バックアップは前回のバックアップからの差分のみを保存するため、復元時にはまずフルバックアップを戻し、その後に増分バックアップを取得した順番どおりに適用する必要がある。
根拠DTPエキスパートカリキュラム 情報システムカテゴリ:データバックアップの方式と運用
ある印刷会社で、社外から社内サーバーへの不正アクセスとみられる通信が繰り返し検出された。社内ネットワークと外部ネットワークの境界に設置し、あらかじめ定めた規則に基づいて通過させる通信を制限する仕組みとして最も適切なものはどれか。
- ✓ファイアウォール
- BICCプロファイル
- CJDF(Job Definition Format)
- DRIP(ラスタイメージプロセッサ)
解説
ファイアウォールは社内ネットワークと外部ネットワークの境界に設置し、あらかじめ設定した通信規則(ポート番号やIPアドレス等)に基づいて通信を許可・遮断することで不正アクセスを防ぐ仕組みである。
根拠DTPエキスパートカリキュラム 情報システムカテゴリ:ネットワークセキュリティ(ファイアウォール)
ある印刷会社で、複数の支店から共通の色見本データベースへアクセスし、常に最新のデータを参照できる仕組みを構築したい。データと処理機能を中央に集約し、各拠点のPCからの要求に応じて応答する方式として最も適切なものはどれか。
- Aピアツーピア(P2P)方式
- ✓クライアントサーバー方式
- Cスタンドアロン方式
- Dバッチ処理方式
解説
クライアントサーバー方式は、サービスを提供する専用サーバーと要求を行うクライアントの役割を明確に分離し、データを一元管理しながら複数拠点から参照・更新できる構成であり、本事例に適している。
根拠DTPエキスパートカリキュラム 情報システムカテゴリ:ネットワークシステムの構成(クライアントサーバー方式)
複数の支店から共通の顧客データベースへ同時にアクセスできるシステムを導入したところ、ある顧客情報を2つの支店の担当者が同時に更新し、一方の更新内容が上書きされて失われる事象が発生した。この問題を防ぐためにデータベースシステムに備えるべき仕組みとして最も適切なものはどれか。
- ARAID構成によるディスクの二重化
- ✓排他制御(ロック機能)
- C画像データの非可逆圧縮
- Dファイアウォールによるアクセス制限
解説
複数のユーザーが同一データに同時に書き込みを行うことで生じる更新の競合(ロストアップデート)は、データへのアクセスを一時的に制限する排他制御(ロック)によって防止する。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「情報システム」カテゴリ - データベースの基礎
社内のあるPCがコンピュータウイルスに感染している疑いが生じた。社内ネットワーク全体への被害拡大を防ぐために、発見後に最初に取るべき対応として最も適切なものはどれか。
- Aシステムを再起動する
- B全社員のパスワードを一斉に変更する
- ✓そのPCをネットワークから切り離す
- Dウイルス対策ソフトをアンインストールする
解説
ウイルス感染が疑われる端末は、他の端末への感染拡大を防ぐため直ちにネットワークから物理的・論理的に切り離すことが初動対応として最優先される。
根拠DTPエキスパートカリキュラム「情報システム」カテゴリ - 情報セキュリティ