社会福祉士国家試験の全問題一覧
医学概論・心理学と心理的支援・社会学と社会システム
- 80歳の女性が、3日前から急に「見当識が悪くなり、夜間になると落ち着きがなくなる」状態となった。意識レベルは時間帯によって変動し、日中は比較的清明である。この状態として最も考えられるものはどれか。
- 第一志望の大学の入学試験に不合格となった受験生が、「あの大学は校風が自分に合わないと元々思っていたから、むしろ良かった」と周囲に話すようになった。この心理的反応を説明する防衛機制として適切なものはどれか。
- 急激な社会変動によって従来の社会規範が機能を失い、人々の欲求や行動を規制する共通の価値基準が失われた無規制状態を表す社会学の概念として適切なものはどれか。
- 人口10,000人のある地域において、ある一時点で疾病Aに罹患している者が200人であった。この時点における疾病Aの有病率として正しいものはどれか。
- 平均100、標準偏差15のウェクスラー式知能検査において、ある被検者の粗点から算出した標準得点(Z得点)が+1.0であった。この者の偏差知能指数(IQ)として正しいものはどれか。
- エリクソンの心理社会的発達理論における発達課題を、年齢の低い段階から高い段階の順に正しく並べたものはどれか。
- 標本調査を実施する際の一般的な手順として、正しい順序はどれか。
- 古典的条件づけとオペラント条件づけの違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 脳血管疾患を発症した患者に対して、発症後の機能回復と社会復帰を目的として実施されるリハビリテーションは、予防医学の分類上どれに該当するか。
- 信頼・互酬性の規範・ネットワークなど、人々の協調的行動を促進する社会組織の特徴を指す概念として適切なものはどれか。
- 相談援助の面接において、面接者がクライエントの語る内容を、あたかも自分自身の体験であるかのように、クライエントの内的準拠枠に沿って理解しようと努めた。ロジャーズが提唱したカウンセラーの基本的態度のうち、この姿勢を表すものとして適切なものはどれか。
- ある人が「テレビが自分に指令を送ってくる」「周囲の人が自分の悪口を言う声が聞こえる」と訴え、一方で感情表出の乏しさや意欲の低下もみられる。この幻聴や妄想は、統合失調症の症状分類上どれに該当するか。
- ある女性が、職場では管理職として部下に厳格な対応を求められる一方、家庭では母親として子どもに寛容な態度を求められ、両者の要求の板挟みとなって心理的な負担を感じている。この状態を説明する社会学の概念として適切なものはどれか。
- 身長160cm、体重60kgの成人のBMI(体格指数)として、正しいものはどれか(小数点以下は四捨五入する)。
- ある疾病のスクリーニング検査を1,000人に実施したところ、真に疾病がある100人のうち90人が検査陽性(真陽性)となり、疾病がない900人のうち90人が検査陽性(偽陽性)となった。この検査の陽性反応的中度として正しいものはどれか。
- マズローの欲求階層説において、欲求が満たされる順序として、低次から高次に正しく並べたものはどれか。
- キューブラー・ロスが提唱した、死を宣告された患者がたどる心理的な受容過程を、最初から最後まで順に正しく並べたものはどれか。
- 国際疾病分類(ICD)と国際生活機能分類(ICF)の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 短期記憶とワーキングメモリ(作動記憶)の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 自分の態度や信念と矛盾する行動をとった際に生じる心理的な緊張状態を意味し、その解消のために態度や信念の側が変化することがあるとする心理学の概念として適切なものはどれか。
社会福祉の原理と政策・社会保障・権利擁護を支える法制度・地域福祉と包括的支援体制・障害者福祉・刑事司法と福祉
- 社会福祉における「措置制度」と「利用契約制度」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 国民年金の保険料納付済期間が480か月(40年)のうち360か月(30年)であり、残りの120か月は保険料未納期間である者が65歳から受給する老齢基礎年金の年金額は、満額を80万円とし未納期間は年金額に反映されないものとした場合、およそいくらになるか。
- 成年後見制度における「後見」「保佐」「補助」の対象者の判断能力の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 市町村地域福祉計画を策定する際の一般的な手順として、正しい順序はどれか。
- 社会福祉法に基づき、地域住民が主体となった福祉活動の推進を目的として都道府県・市町村に設置される民間組織であり、地域福祉の推進を図ることを目的とする団体として適切なものはどれか。
- 特別支援学校を卒業したばかりの18歳の知的障害者で、一般就労の経験はないが、事業所内での職業訓練や支援を受けながら一般企業への就労を目指したいと希望している。この者が利用する障害福祉サービスとして最も適切なものはどれか。
- 障害者総合支援法における介護給付と訓練等給付の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対する医療観察制度の手続きの流れとして、正しい順序はどれか。
- 保護観察対象者や更生緊急保護の対象者に対し、地域社会の中で継続的な指導及び支援を行う民間の篤志家であって、法務大臣から委嘱される非常勤の国家公務員として適切なものはどれか。
- 要介護認定を受けている高齢者が、住所地特例対象の介護保険施設に入所するために他の市町村へ転居し、住民票もその市町村に移した。この場合、介護保険の保険者となるのはどの市町村か。
- 要介護3の高齢者について、区分支給限度基準額の範囲内で利用できるサービス費用を月270,000円分とし、ある月に実際には300,000円分の介護サービスを利用した(利用者負担割合は1割)。この月の利用者の自己負担額の合計として正しいものはどれか。
- 介護保険の要介護認定を受けるための一般的な手続きの順序として、正しいものはどれか(ア:市町村への申請、イ:認定調査員による訪問調査及び主治医意見書の作成、ウ:介護認定審査会による審査判定、エ:市町村による認定結果の通知)。
- 日常生活自立支援事業と成年後見制度の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1950年代のデンマークで提唱され、障害のある人も障害のない人と同じ生活条件を享受できるよう、社会の側の在り方を見直すべきとする理念として適切なものはどれか。
- 聴覚に障害のある大学生から、講義内容を音声だけでなく文字情報でも得られるようにしてほしいとの申し出があり、大学が過重な負担のない範囲でノートテイクや文字通訳者の配置を行った。この対応は障害者差別解消法上、何に該当するか。
- 保護観察付き執行猶予と仮釈放の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 障害福祉サービスを利用するための障害支援区分の認定を受ける一般的な手続きの順序として、正しいものはどれか(ア:市町村への申請、イ:認定調査員による心身の状況調査及び医師意見書の取得、ウ:市町村審査会による審査判定、エ:市町村による区分の認定及び通知)。
- 障害基礎年金2級の年金額(子の加算を除く)を年額80万円とし、1級の年金額は2級の1.25倍と定められているものとした場合、1級の年金額(子の加算を除く)はおよそいくらになるか。
- 高齢又は障害により支援を必要とする矯正施設退所者等について、保護観察所と協働しながら退所後速やかに福祉サービス等につなげるための調整(地域生活定着支援計画の策定等)を行う機関として適切なものはどれか。
ソーシャルワークの基盤と専門職/理論と方法(共通・専門)・社会福祉調査の基礎
- 国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)及び国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)が2014年に採択した「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」において、ソーシャルワークの実践の中核とされる原理として適切なものはどれか。
- バイステックが提唱した相談援助の7原則のうち、「個別化」と「秘密保持」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ソーシャルワークの相談援助過程における次のア~エを、一般的な実施順序として正しく並べたものはどれか。ア:プランニング イ:インテーク ウ:アセスメント エ:モニタリング
- 独居の高齢者が、暖房器具の消し忘れなど生命に関わる危険が繰り返し見られるにもかかわらず、本人は在宅生活の継続を強く希望している。この場合のソーシャルワーカーの対応として最も適切なものはどれか。
- 社会福祉調査における量的調査と質的調査の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 社会福祉調査における「妥当性」と「信頼性」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 集団援助技術(グループワーク)の一般的な展開過程を、最初から最後まで正しく並べたものはどれか。
- 地域包括支援センターの職員が、近隣住民からの通報を受け、長期間自宅に閉じこもりがちで支援を拒否している高齢者宅を職員自らが訪問し、時間をかけて信頼関係の構築に努めた。この対応方法として適切なものはどれか。
- ソーシャルワークにおけるスーパービジョンの三つの機能のうち、「管理的機能」の説明として最も適切なものはどれか。
- 在宅の要介護高齢者に対しケアプランに基づきサービス提供を開始した後、ケアマネジャーが定期的に自宅を訪問し、サービスが計画どおり提供されているか、また本人の心身の状態に変化がないかを確認した。この援助過程として適切なものはどれか。
- ある高齢の利用者が、長年連れ添った配偶者を亡くした悲しみと怒りを激しい言葉でワーカーにぶつけた。ワーカーはその感情を制止せず、自由に表出できるよう働きかけた。この対応が体現するバイステックの原則として適切なものはどれか。
- 地域の生活環境改善を目的とした活動において、ソーシャルワーカーに支援を依頼してきた住民自治会はクライエント・システムであるが、実際に行動の変化を働きかける対象である市の道路管理部局は、ピンカスとミナハンの4つのシステム論上何に該当するか。
- 生活困窮世帯への支援計画を立てる際、家族員の続柄や婚姻・死別等の家族内関係だけでなく、家族と学校・医療機関・地域社会などの社会資源とのつながりや関係の強弱も一枚の図に表したいと考えた。この目的に最も適したツールはどれか。
- あるソーシャルワーク実践に関する質問紙調査で、対象者600人に調査票を配布したところ450人から回答が返送され、そのうち有効回答は420人であった。この調査の有効回収率として正しいものはどれか(小数点以下は四捨五入する)。
- 母集団が6,000人で、A地区4,000人、B地区2,000人から構成されている。層化抽出法により比例配分で合計600人を抽出する場合、B地区から抽出する人数として正しいものはどれか。
- 地域援助技術(コミュニティワーク)における一般的な展開過程を、最初から最後に正しく並べたものはどれか(ア:地域アセスメント(ニーズ把握) イ:活動計画の策定 ウ:実施・組織化 エ:評価)。
- 質的調査における半構造化面接を実施する際の一般的な準備・実施の手順として、正しい順序はどれか(ア:インタビューガイドの作成 イ:調査目的・研究課題の明確化 ウ:対象者への依頼とインフォームド・コンセントの取得 エ:面接の実施と逐語録の作成)。
- ソーシャルワークにおける「医学モデル」と「生活モデル」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ソーシャルワークにおける「問題解決アプローチ」と「エンパワメントアプローチ」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ソーシャルワークにおいて、クライエント自身の権利や利益を代弁し、必要な社会資源やサービスの獲得、あるいは制度・政策の改善に向けて働きかける機能を表す用語として適切なものはどれか。
高齢者福祉・児童家庭福祉・貧困に対する支援・保健医療と福祉・福祉サービスの組織と経営
- 同居する息子が、認知症のある母親の年金を無断で自分の生活費に使い込み、母親の食費や生活費を渡さない状態が続いている。この状況は、高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律における虐待の類型のうちどれに該当するか。
- 市町村が高齢者虐待に関する通報を受理した後に行う一般的な対応の順序として、正しいものはどれか(ア:訪問等による安全確認・事実確認 イ:通報の受理 ウ:援助方針の検討・決定(コアメンバー会議等) エ:必要に応じた立入調査や分離等の措置の実施)。
- 老人福祉法に基づく「やむを得ない事由による措置」と介護保険法に基づくサービス利用契約の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 住まい、医療、介護、予防、生活支援が、概ね日常生活圏域(中学校区等)を単位として一体的に提供される体制を目指す仕組みとして適切なものはどれか。
- 近隣に住む人が、隣家から子どもの泣き声と激しい怒鳴り声が頻繁に聞こえることから虐待を疑った。児童虐待の防止等に関する法律に基づく対応として最も適切なものはどれか。
- 里親制度と特別養子縁組の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 生活保護を受給していない世帯の最低生活費が月額18万円、世帯の就労収入が月額10万円であり、勤労に伴う必要経費として基礎控除2万円が認められる場合、この世帯に支給される保護費(月額)として正しいものはどれか。
- 70歳未満で標準報酬月額28万円以上50万円未満の区分(自己負担限度額:80,100円+(総医療費-267,000円)×1%)に該当する者が、1か月の総医療費として100万円を要した場合、高額療養費制度における自己負担限度額としておよそ正しいものはどれか。
- 特別養護老人ホームにおいて、利用者家族から食事内容についての苦情が寄せられた。社会福祉法に基づき事業所内に設置された苦情解決の仕組みにおいて、苦情受付担当者が最初に行うべき対応として最も適切なものはどれか。
- 失業により家賃の支払いが困難となった稼働年齢層の者が、就労に向けた支援を受けながら一定期間、家賃相当額の給付を受けたいと福祉事務所に相談に来た。この者が利用できる制度として最も適切なものはどれか。
- 70歳未満で医療保険における一部負担金の割合が3割である者が、総医療費20万円の医療を受けた場合の自己負担額として正しいものはどれか。
- 指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の人員基準では、入所者3人に対し介護職員及び看護職員の合計数が常勤換算方法で1以上必要とされている。入所者90人の施設で必要となる介護・看護職員の常勤換算数の最低人数として正しいものはどれか。
- 生活困窮者自立支援法における自立相談支援事業の一般的な支援の流れとして、正しい順序はどれか(ア:自立支援計画(プラン)の策定 イ:相談の受付・インテーク ウ:アセスメント(課題の把握) エ:支援の実施・モニタリング)。
- 居宅介護支援における、ケアマネジャーによる居宅サービス計画作成の一般的な手順として、正しい順序はどれか(ア:サービス担当者会議の開催 イ:アセスメント(課題分析) ウ:居宅サービス計画原案の作成 エ:利用者への説明・同意)。
- 社会福祉法における第一種社会福祉事業と第二種社会福祉事業の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 児童福祉法における乳児院と児童養護施設の対象年齢の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 脳梗塞で入院した高齢患者が、退院後の生活に不安を抱え在宅復帰が困難と見込まれる場合、病院の医療ソーシャルワーカーが退院支援の初期段階で行う対応として最も適切なものはどれか。
- 認知症の症状により生活に支障が出始めているが医療・介護サービスにつながっていない高齢者に対し、複数の専門職が訪問し早期に包括的・集中的な関わりを行う、地域包括支援センター等に配置されるチームとして適切なものはどれか。
- 社会福祉施設等が、自然災害や感染症の発生時にも重要な事業を中断させない、又は中断した場合でも早期に復旧させるためにあらかじめ策定しておく計画を何というか。