精神保健福祉士国家試験の全問題一覧
医学知識及び心理学
- 85歳男性。肺炎で入院し治療を受けていたが、入院3日目の夜間に突然つじつまの合わない言動が始まり、注意を集中することが困難になった。この状態は日によって、また時間帯によって変動がみられる。この病態として最も考えられるものはどれか。
- 統合失調症を発症してから数年が経過した20代男性。感情表出の乏しさ、意欲の低下、自閉的な生活ぶりが目立つようになった。この症状群に該当するものはどれか。
- ある男性が、何の予兆もなく激しい動悸、呼吸困難感、強い恐怖感に襲われ、それが数分のうちにピークに達した後、自然に軽減した。このような発作が繰り返し生じている。該当する病態として最も適切なものはどれか。
- 長期間大量飲酒を続けていた男性が、飲酒を中断してから2日後に手指の振戦、発汗、幻視、意識混濁をきたした。考えられる病態として最も適切なものはどれか。
- ある向精神薬の血中半減期が12時間であるとき、服用を中止してから48時間経過した時点で体内に残存する薬物量は、中止時点の量のおよそ何分の1になるか。
- セリエのストレス学説における汎適応症候群の進行順序として正しいものはどれか。
- 認知行動療法を実施する際の一般的な手順として最も適切なものはどれか。
- せん妄と認知症の違いに関する記述として正しいものはどれか。
- 古典的条件づけと操作的条件づけの違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- GAF(機能の全体的評定)尺度について正しい説明はどれか。
- 30代男性。1週間ほど前から普段より著しく気分が高揚し、睡眠時間が3〜4時間でも疲れを感じず、次々と新しい事業計画を語っては見知らぬ人にも気軽に大金を貸す約束をするようになった。家族によれば、このような状態が持続しているという。該当する状態として最も考えられるものはどれか。
- ある女性は、手が汚れているのではないかという考えが頭から離れず、不合理だと分かっていても1日に何十回も手を洗わずにはいられない。この行為を途中でやめようとすると強い不安が生じる。該当する病態として最も適切なものはどれか。
- 抗精神病薬を服用中の患者が、急激な高熱、著しい筋強剛、意識障害、大量発汗を呈し、血液検査でクレアチンキナーゼ(CK)の著明な上昇がみられた。最初に疑うべき病態として最も適切なものはどれか。
- 精神年齢が8歳、生活年齢が10歳である児童の知能指数(IQ)はいくらか。
- 人口20万人のある地域において、ある時点でその疾患に罹患していた者が400人であった場合、この疾患の有病率(人口千対)はいくらか。
- エリクソンの心理社会的発達理論における発達課題の出現順序として正しいものはどれか。
- マズローの欲求階層説において、欲求が満たされていく順序(低次から高次)として正しいものはどれか。
- アルツハイマー型認知症と血管性認知症の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 強迫性障害と強迫性パーソナリティ障害の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 防衛機制のうち、社会的に承認されない欲求や衝動を、学問・芸術・スポーツなど社会的に価値のある活動に置き換えて満たすものはどれか。
精神保健福祉の理論と相談援助の展開
- 精神科病院に10年以上入院していた60代男性患者が退院を希望するようになり、精神保健福祉士が本人の希望を踏まえて地域の社会資源を調整し、外泊訓練やグループホームの見学同行、退院後の生活環境の整備を計画的に進める支援を行った。この支援を何と呼ぶか。
- バイステックの7原則における「秘密保持の原則」と「自己決定の原則」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ソーシャルワークにおける相談援助の展開過程を、一般的な順序に並べたものとして正しいものはどれか。
- ソーシャルワークにおけるエンパワメントアプローチの説明として最も適切なものはどれか。
- 精神保健福祉士が、強い怒りを表出するクライエントに対して、その感情の背景を理解しようと努めながらも、自身の感情に飲み込まれることなく冷静に応答を続けた。この対応はバイステックの7原則のうちどれに該当するか。
- 個別援助技術(ケースワーク)と集団援助技術(グループワーク)の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- プロチャスカらの行動変容ステージモデル(トランスセオレティカルモデル)における変化のステージを、進行する順序として正しいものはどれか。
- 統合失調症の患者を持つ家族が、患者の言動に対して強い批判や巻き込まれ(高い感情表出)を示しており、これが再発リスクを高める一因になっていると考えられた。精神保健福祉士が行う家族支援として最も適切なものはどれか。
- 「社会診断(Social Diagnosis)」を著し、ケースワークを体系化して「ケースワークの母」と呼ばれる人物は誰か。
- ひきこもり状態にあり、精神科への通院を中断し自ら相談機関を訪れることが困難な精神障害者に対して、精神保健福祉士が自宅を訪問して信頼関係の構築や生活支援を行う方法を何と呼ぶか。
- スーパービジョンにおける「管理的機能」「教育的機能」「支持的機能」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 統合失調症の重い症状と頻回の入退院歴がある30代男性に対し、多職種チームが利用者の生活の場に出向き、24時間365日対応可能な体制で医療と生活支援を包括的に提供するプログラムを導入した。このプログラムとして最も適切なものはどれか。
- 社会生活技能訓練(SST)を実施する際の一般的な手順として正しいものはどれか。
- ノーマライゼーションの理念に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ケアマネジメントにおける「ストレングスモデル」と「医学モデル」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 長期入院を経て退院した統合失調症の男性が、症状は残存しているものの「自分らしい生活を取り戻したい」と語り、就労継続支援事業所の利用を始めた。この男性の変化を支える考え方として最も適切なものはどれか。
- ピンカスとミナハンによる4つのシステムの区分における「クライエントシステム」と「ターゲットシステム」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 精神科病院で、自身も精神障害の経験を持つスタッフが、入院患者に対して自らの体験を語りながら退院後の生活への見通しを共に考える活動を行っている。このスタッフの役割として最も適切なものはどれか。
- 精神保健福祉士が危機介入(クライシスインターベンション)を行う際の一般的な対応順序として正しいものはどれか。
- 精神保健福祉領域で用いられる「生物心理社会モデル(bio-psycho-social model)」の説明として最も適切なものはどれか。
福祉に関する制度
- 精神保健福祉法に基づく「医療保護入院」と「措置入院」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス利用の一般的な手続きの順序として正しいものはどれか。
- 要介護認定を受けた高齢者が、介護保険の給付率9割(自己負担1割)が適用される介護サービスを月額30万円分利用した場合、自己負担額はいくらになるか。
- 障害福祉サービス(重度訪問介護に相当するサービス)を利用していた65歳の精神障害者が要介護認定を受けて要介護2と判定された。この場合に取るべき対応として最も適切なものはどれか。
- 法定後見制度における「後見」「保佐」「補助」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスを利用し、サービス費用が月20万円かかった。利用者の属する世帯の負担上限月額が1万5千円と設定されている場合、原則の1割負担で算定した金額と実際の利用者負担額はそれぞれいくらになるか。
- 自立支援医療制度(精神通院医療)の説明として最も適切なものはどれか。
- 精神保健福祉法に基づく措置入院の手続きの一般的な順序として正しいものはどれか。
- 生活保護を受給している精神障害者が精神科に通院する場合の医療費の取り扱いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 現在は判断能力があるが、将来の判断能力低下に備えてあらかじめ自ら選んだ人に財産管理等を委任したいと考えている高齢の精神障害者に最も適した制度はどれか。
- 医療保護入院中の患者が自身の入院に納得できず退院を希望していることを知った精神保健福祉士が、まず行うべき対応として最も適切なものはどれか。
- 精神障害者保健福祉手帳を所持するAさんが一般企業への就職を希望しており、企業側が障害者雇用率制度における実雇用率の算定に算入したいと考えている。この算定に必要な要件として正しいものはどれか。
- 認知機能に大きな問題はなく契約内容を理解する能力は有しているが、福祉サービスの利用手続きや日常的な金銭管理に不安を感じている精神障害者に対して活用できる制度として最も適切なものはどれか。
- 同一世帯で障害福祉サービスの利用者負担が月3万円、介護保険サービスの利用者負担が月2万円生じており、高額障害福祉サービス費等給付における世帯の負担上限月額が37,200円と設定されている場合、支給される高額障害福祉サービス費等相当額はいくらか。
- 自立支援医療(精神通院医療)を利用しているBさんの1か月の医療費総額が6万円であり、原則の自己負担割合は1割である。Bさんの世帯の所得区分に基づく自己負担上限月額が5,000円と設定されている場合、実際の自己負担額はいくらか。
- 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対する医療観察法に基づく手続きの一般的な順序として正しいものはどれか。
- 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けるための一般的な手続きの順序として正しいものはどれか。
- 精神保健福祉法に基づく「任意入院」と「医療保護入院」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 障害者総合支援法における「介護給付」と「訓練等給付」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 精神保健福祉センターに関する説明として最も適切なものはどれか。
社会福祉と関連分野
- 社会保険と公的扶助の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ある社会における等価可処分所得の中央値が300万円であるとき、相対的貧困線(中央値の50%)はいくらになるか。
- 仕事を失い経済的に困窮しているが、生活保護の申請には至っておらず、就労意欲はあるものの具体的な就職活動に結びつかない男性が地域の相談機関を訪れた。この男性に対して活用できる制度として最も適切なものはどれか。
- 社会福祉サービスの利用方式における「措置制度」と「利用契約制度」の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」の説明として最も適切なものはどれか。
- 生活困窮者自立支援制度における自立相談支援事業の支援過程を一般的な順序に並べたものとして正しいものはどれか。
- ひとり暮らしの高齢者宅から最近様子がうかがえないことに近隣住民が気づき、地域の福祉に関する相談や見守り活動を行う民生委員に相談した。この民生委員がまず取るべき対応として最も適切なものはどれか。
- 国民年金の保険料を40年間(480か月)すべて納付した場合に受給できる老齢基礎年金を満額とする。実際には300か月分のみ納付し、残りはすべて未納期間であり保険料免除期間はないものとした場合、受給額は満額の何倍相当になるか。
- 量的調査(質問紙調査)を実施する際の一般的な手順として正しいものはどれか。
- 地域で高齢化が進み、住民同士の支え合い活動を推進したいと考えた自治会長が、地域福祉活動の企画・調整やボランティアの育成支援を行う機関に相談することにした。相談先として最も適切なものはどれか。
- 一人暮らしの85歳女性について、最近物忘れが進み電気料金の支払いを忘れることが増えたと近隣住民が気づき、地域包括支援センターに相談した。このとき地域包括支援センターが最初に行う業務として最も適切なものはどれか。
- 近隣住民が、隣家の児童が頻繁に激しく叱責される声を聞き、身体にあざがあるのを目撃した。虐待を強く疑ったが確証は得られていない。この住民が取るべき対応として最も適切なものはどれか。
- 定まった住居を持たず路上生活を続けている中高年の男性が、就労を希望しながらも住居確保が難しい状況にある。この男性に対する支援として最も適切なものはどれか。
- 75歳の高齢者が後期高齢者医療制度を利用して医療機関を受診し、医療費の総額が10万円であった。この高齢者の一部負担金の割合が原則の1割である場合、窓口で支払う自己負担額はいくらになるか。
- 生活保護を申請したAさんの世帯における最低生活費が月額15万円、年金等の収入が月額6万円であった場合、生活保護法の保護の原則に基づき支給される保護費(生活扶助等の合計額)はいくらになるか。
- 生活保護の申請から保護の決定までの一般的な手続きの順序として正しいものはどれか。
- 障害者福祉施設の職員が、利用者が養護者から身体的虐待を受けている疑いを把握した場合の対応として、障害者虐待防止法に基づく一般的な流れとして正しいものはどれか。
- 社会福祉法人と特定非営利活動法人(NPO法人)の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 国民健康保険と被用者保険(健康保険)の違いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 福祉事務所に関する説明として最も適切なものはどれか。