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10分でわかる電気主任技術者試験

全77問から要点28問(理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)7・電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)7・機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)7・法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)7)

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この28問の内容

出典: オリジナル想定問題(当サイト作成、実際の過去問ではありません)。公表されている出題範囲に基づく(最終更新 2026-09-28)

理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

抵抗3Ω、誘導性リアクタンス8Ω、容量性リアクタンス4ΩをそれぞれRLC直列に接続した回路に、実効値100Vの交流電源を加えた。この回路に流れる電流の実効値として正しいものはどれか。

  • A14.3A
  • ✓20A
  • C25A
  • D6.7A

解説

合成インピーダンスはZ=√{R²+(XL−XC)²}=√{3²+(8−4)²}=√25=5Ωとなるため、I=100/5=20Aである。

根拠理論科目:電気理論(交流回路のインピーダンス計算)に関するもの

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

ある技術者が可動コイル形電流計をそのまま正弦波交流回路の電流測定に使用したところ、指針がほとんど振れず正しく測定できなかった。この現象の説明として最も適切なものはどれか。

  • ✓可動コイル形計器の指針は電流の平均値に応じたトルクで動作するため、正弦波交流を加えると平均値がほぼゼロとなり指針がほとんど振れない。
  • B可動コイル形計器は実効値に応動する計器であるため交流でも正しく指示されるはずであり、この現象は計器の故障が原因である。
  • C可動コイル形計器は電流の2乗に比例したトルクを発生するため、交流回路では指針が最大目盛に張り付く。
  • D可動コイル形計器は周波数に応動する計器であるため、周波数が高いと指針が振れなくなる。

解説

可動コイル形計器の駆動トルクは瞬時電流に比例するため、正弦波交流を加えると1周期の平均トルクがほぼゼロになり指針は振れない。交流測定には整流回路を組み合わせた整流形計器が必要となる。

根拠理論科目:電気計測(指示電気計器の動作原理)に関するもの

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

ある電圧計を基準器と比較したところ、測定値が常に基準値より2%高い値を示すことが分かった。この誤差の種類として最も適切なものはどれか。

  • A偶然誤差
  • ✓系統誤差
  • C過失誤差
  • D量子化誤差

解説

測定のたびにほぼ一定の傾向(常に高め)を示す誤差は、原因が特定でき補正可能な系統誤差に分類される。ランダムにばらつく誤差である偶然誤差とは区別される。

根拠理論科目:電気計測(測定誤差の種類)に関するもの

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

三相3線式回路の電力を二電力計法で測定する場合の接続方法として正しいものはどれか。

  • A2台の電力計は必ず同一線に電流コイルを接続しなければならない。
  • B二電力計法は力率が0.5未満の場合は使用できない。
  • ✓2台の電力計の電流コイルはそれぞれ異なる2線に直列に接続し、電圧コイルは共通の第3線を基準として各電流コイルと同じ線間電圧を測定するように接続する。
  • D二電力計法では、どちらの電力計の指示も負になることはない。

解説

二電力計法では、2台の電力計の電流コイルを異なる2線に直列に入れ、電圧コイルを残りの1線を共通端子として対応する線間電圧を測定するように接続する。力率0.5未満(位相角60°超)では一方の電力計の指示が負になることがある。

根拠理論科目:電気計測(三相電力の測定方法)に関するもの

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

n形半導体とp形半導体の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ✓n形半導体は真性半導体に5価の元素(ドナー)を微量添加したもので多数キャリアは自由電子であり、p形半導体は3価の元素(アクセプタ)を添加したもので多数キャリアは正孔である。
  • Bn形半導体は3価の元素を添加したもので多数キャリアは正孔であり、p形半導体は5価の元素を添加したもので多数キャリアは自由電子である。
  • Cn形半導体、p形半導体とも真性半導体に不純物を添加していない状態を指し、キャリア密度は温度のみに依存する。
  • Dn形半導体は負の電荷を帯びた結晶であり、p形半導体は正の電荷を帯びた結晶である。

解説

5価の元素(ドナー)を添加すると自由電子が多数キャリアとなるn形半導体になり、3価の元素(アクセプタ)を添加すると正孔が多数キャリアとなるp形半導体になる。いずれの結晶全体も電気的には中性である。

根拠理論科目:電子理論(半導体の基礎)に関するもの

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

抵抗5Ω、インダクタンス2HのRL直列回路に直流電圧を印加した。この回路の時定数として正しいものはどれか。

  • ✓0.4秒
  • B2.5秒
  • C10秒
  • D0.04秒

解説

RL直列回路の時定数はτ=L/Rで求められる。τ=2/5=0.4秒となる。

根拠電気主任技術者試験 一次試験 理論科目 出題範囲(電気理論:過渡現象)

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理論(電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測)

あるRLC直列回路に交流電源を接続し、電源の周波数を連続的に変化させたところ、ある周波数で回路に流れる電流が最大となった。このときの回路の状態として最も適切なものはどれか。

  • A誘導性リアクタンスが容量性リアクタンスより大きくなっている
  • B力率が0になっている
  • ✓誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが等しくなり、合成インピーダンスが最小になっている
  • D合成インピーダンスが最大になっている

解説

直列共振では誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが打ち消し合い、インピーダンスが抵抗分のみとなって最小になるため電流が最大となる。

根拠電気主任技術者試験 一次試験 理論科目 出題範囲(電気理論:交流回路の共振)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

ある水力発電所において、使用水量10m³/s、有効落差100m、総合効率85%で運転している。このときの発電機出力として、最も近いものはどれか。

  • ✓8,330kW
  • B9,800kW
  • C11,529kW
  • D6,660kW

解説

水力発電の出力はP[kW]=9.8×Q×H×ηで求められる。9.8×10×100×0.85=8,330kWとなる。効率を掛け忘れると9,800kW、効率で割ると11,529kWとなり、いずれも誤り。

根拠電験電力科目の出題範囲:発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転に関するもの(水力発電の出力計算)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

既設の三相変圧器に新たな三相変圧器を増設して並行運転させる計画がある。並行運転の可否を判断する上で確認すべき最も重要な項目はどれか。

  • A定格容量が完全に一致していること
  • B製造メーカー及び製造年が同一であること
  • ✓極性、変圧比、インピーダンス電圧及び結線群が一致していること
  • D一次側と二次側の定格電圧が同一であれば足りること

解説

変圧器の並行運転では、極性・変圧比・インピーダンス電圧・結線群(角変位)が一致していることが必要である。これらが不一致だと循環電流や不均等な負荷分担が生じる。定格容量やメーカーの一致は必須条件ではない。

根拠電験電力科目の出題範囲:発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転に関するもの(変圧器の並行運転条件)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

ある地中送電ケーブルにおいて、運転を継続したまま(系統を停止させずに)絶縁劣化の進行度を把握したい。このとき用いる診断方法として最も適切なものはどれか。

  • ✓部分放電測定
  • B直流漏れ電流法
  • C絶縁抵抗測定
  • D耐電圧試験

解説

部分放電測定は、ケーブルを系統に接続したまま(活線状態)で絶縁劣化に伴う放電の発生を検出できる診断方法である。直流漏れ電流法、絶縁抵抗測定、耐電圧試験は、いずれもケーブルを系統から切り離して停止させる必要がある。

根拠電験電力科目の出題範囲:送電線路の設計及び運用に関するもの(ケーブルの絶縁劣化診断)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

架空送電線路の建設工事における電線延線作業の一般的な手順として、次の作業①~④を実施すべき正しい順序で並べたものはどれか。①架線金車を鉄塔に取り付ける ②延線用ロープにより電線を引き入れる ③電線の弛度(たるみ)を調整する ④緊線を行いクランプで電線を固定する

  • A②→①→③→④
  • B①→③→②→④
  • ✓①→②→③→④
  • D④→③→②→①

解説

架線金車を鉄塔に取り付けた後、金車を通して電線を延線し、所定の弛度に調整してから緊線・クランプ取付けを行うのが一般的な工事順序である。

根拠電験電力科目の出題範囲:送電線路の設計及び運用に関するもの(架空送電線の建設工事)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

揚水式発電と流込み式発電の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ✓揚水式発電は、電力需要の少ない時間帯に下部貯水池から上部貯水池へ水をくみ上げ、需要の多い時間帯に発電する方式である
  • B揚水式発電は、河川の自然流量のみを利用して発電する方式であり、負荷調整能力を持たない
  • C流込み式発電は、需要変動に応じて出力を調整するための大容量の調整池を必須とする
  • D揚水式発電は、水車発電機を発電専用として用い、ポンプは別途独立して設置する方式が主流である

解説

揚水式発電は、軽負荷時に余剰電力で水を汲み上げ、重負荷時に発電することで需給調整に用いられる方式である。流込み式は河川の自然流量をそのまま利用するため調整池を持たず、負荷調整能力に乏しい。可逆式ポンプ水車を用いるのが主流である。

根拠電験電力科目の出題範囲:発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転に関するもの(水力発電方式の比較)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

変電所の油入変圧器において絶縁油のガス分析(DGA)を行ったところ、アセチレンガス(C2H2)が多量に検出された。この結果から推定される内部異常として最も適切なものはどれか。

  • A経年劣化による絶縁油の酸化
  • B低温領域での局部過熱
  • Cコロナ放電による微小な部分放電
  • ✓高エネルギーのアーク放電

解説

アセチレンガスは絶縁油中で高エネルギーのアーク放電が発生した際に特徴的に生成されるガスであり、DGAにおける異常判定の代表的な指標となる。局部過熱やコロナ放電では主に他の炭化水素ガスが優位に発生する。

根拠電力科目出題範囲「発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転」(変圧器の保守・診断に関するもの)

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電力(発電所・蓄電所・変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計及び運用並びに電気材料)

非接地方式の高圧配電線路で1線地絡事故が発生した場合に生じる現象として、最も適切な記述はどれか。

  • A地絡電流が極めて大きくなり、瞬時に線路全体が停電する
  • ✓健全相の対地電圧が上昇し、地絡電流は比較的小さい値にとどまる
  • C中性点電位は常に零のまま変化しない
  • D事故相の対地電圧のみが上昇し、健全相には変化が生じない

解説

非接地方式では地絡電流は線路の対地静電容量によって制限され小さくなる一方、中性点電位が事故相方向へ移動することで健全相の対地電圧が上昇する。

根拠電力科目出題範囲「配電線路の設計及び運用」(中性点接地方式に関するもの)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

定格容量20kVA、力率0.8(遅れ)の単相変圧器において、無負荷損(鉄損)が100W、全負荷時の負荷損(銅損)が400Wであった。この変圧器を定格出力・定格力率で全負荷運転したときの効率として、最も近いものはどれか。

  • A96.0%
  • ✓97.0%
  • C95.0%
  • D98.0%

解説

出力は20kVA×0.8=16000W、損失は鉄損100Wと銅損400Wの合計500Wなので、効率=16000/(16000+500)≒96.97%となり、約97.0%が最も近い。

根拠電気主任技術者試験 機械科目 出題範囲「電気機器」(変圧器の損失と効率)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

ある工場で定格11kWの三相かご形誘導電動機を全電圧(直入れ)で始動したところ、始動電流が定格電流の約6倍に達し、配電系統の電圧降下が問題となった。この始動電流を抑制するための対策として最も適切なものはどれか。

  • A始動巻線を追加して分相始動を行う
  • B始動時に励磁電流を増加させて磁束を強める
  • ✓Y-Δ始動器を用いて始動時の印加電圧を下げる
  • D始動時に力率改善用コンデンサを並列接続する

解説

Y-Δ始動器を用いると始動時の巻線電圧が全電圧始動時の1/√3となり、始動電流を約1/3に抑制できる。分相始動は単相誘導電動機の始動法であり、励磁電流の増加やコンデンサ並列接続は始動電流抑制には寄与しない。

根拠電気主任技術者試験 機械科目 出題範囲「電動機応用」(誘導電動機の始動法)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

可変電圧可変周波数(VVVF)インバータで駆動している三相誘導電動機の近くに設置された精密機器に誤動作が発生し、調査の結果、インバータのスイッチング動作に起因する高調波電流が電源系統に流出していることが判明した。この対策として最も適切なものはどれか。

  • ✓インバータの入力側にACリアクトル又は高調波フィルタを設置する
  • B電動機の界磁電流を増加させる
  • C電動機を全電圧直入れ始動に変更する
  • D三相電源を単相電源に変更する

解説

インバータのスイッチングにより発生する高調波電流を抑制するには、入力側にACリアクトルや高調波フィルタを設置して電源系統への流出を低減するのが一般的な対策である。かご形誘導電動機に界磁巻線は存在せず、始動方式の変更や電源相数の変更は高調波対策として適切でない。

根拠電気主任技術者試験 機械科目 出題範囲「パワーエレクトロニクス」(インバータの高調波対策)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

直流分巻電動機と直流直巻電動機の速度特性の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A直巻電動機は負荷変動に対して速度がほぼ一定に保たれる定速度特性を持つため、精密工作機械の主軸駆動に広く用いられる。
  • B分巻電動機は無負荷時に速度が急上昇し、無拘束運転(暴走)の危険があるため単独での無負荷運転は避けるべきである。
  • ✓分巻電動機は負荷トルクが増加しても界磁磁束がほぼ一定であるため速度変化が小さいが、直巻電動機は負荷電流の増加とともに界磁磁束も増加するため軽負荷時に速度が著しく上昇する特性を持つ。
  • D分巻電動機と直巻電動機は、どちらも始動トルクが小さく、大きな始動トルクを必要とする用途には使用できない。

解説

分巻電動機は界磁が電機子と並列で電源電圧一定なら磁束がほぼ一定となり定速度特性を示すのに対し、直巻電動機は界磁電流が負荷電流と同一であるため軽負荷時に磁束が減少して速度が著しく上昇する特性を持つ。無拘束運転の危険があるのは直巻電動機であり、直巻電動機は始動トルクが大きいため電車等に適する。

根拠電気主任技術者試験 機械科目 出題範囲「電気機器」(直流電動機の速度特性)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

放電加工(EDM:Electric Discharge Machining)の加工原理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A工作物に強い電流を直接流し、ジュール熱により工作物全体を加熱溶融して成形する加工方法である。
  • B工作物表面に化学薬品を塗布し、電気分解反応により金属を溶解除去する加工方法である。
  • Cレーザー光を集光し、工作物表面を加熱溶融・蒸発させて除去する加工方法である。
  • ✓電極と工作物との間の絶縁性加工液中で放電を発生させ、そのエネルギーにより工作物表面を局部的に溶融・蒸発させて除去する加工方法である。

解説

放電加工は、電極と工作物を絶縁性の加工液中で近接させ、間隙に発生する放電(アーク)のエネルギーにより工作物表面を局部的に溶融・蒸発させて除去する加工方法であり、導電性材料であれば硬度に関わらず加工できる特徴を持つ。

根拠電気主任技術者試験 機械科目 出題範囲「電気加工」(放電加工の原理)

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

同期電動機と誘導電動機の運転特性の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A誘導電動機は回転磁界と同期して回転するため滑りが生じないが、同期電動機は滑りを生じながら回転する。
  • B誘導電動機の回転速度は負荷トルクに関わらず常に同期速度と一致するが、同期電動機の回転速度は負荷に応じて変化する。
  • C同期電動機は始動トルクが大きく補助手段なしに全負荷状態から直接始動できるが、誘導電動機は始動が困難である。
  • ✓同期電動機は界磁電流を調整することで力率を進み・遅れ双方に制御できるが、誘導電動機は励磁電流を独立に調整できないため常に遅れ力率となる。

解説

同期電動機は界磁電流(過励磁・不足励磁)を調整することで力率を進みにも遅れにも制御でき、力率改善用(同期調相機)にも利用される。一方、誘導電動機は固定子側からしか励磁できないため常に遅れ力率で運転される。

根拠電気機器(電動機応用):同期電動機と誘導電動機の特性比較

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機械(電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理)

昇圧チョッパ(ブーストコンバータ)回路の1スイッチング周期における動作を、次の①〜④の順序で説明するとき、正しい順序はどれか。①スイッチをオンにしてインダクタに電流を流しエネルギーを蓄積する ②スイッチをオフにする ③インダクタに蓄積されたエネルギーがダイオードを通して出力側へ放出される ④入力電圧より高い出力電圧が得られる

  • A②→①→④→③
  • B①→③→②→④
  • ✓①→②→③→④
  • D③→①→②→④

解説

昇圧チョッパはスイッチオン時にインダクタへエネルギーを蓄積し(①)、スイッチオフ後(②)、そのエネルギーがダイオードを介して出力側に放出され(③)、結果として入力電圧より高い出力電圧が得られる(④)という順序で動作する。

根拠パワーエレクトロニクス:チョッパ回路(昇圧形)の動作原理

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

電気主任技術者免状の交付を受けた者が保安監督にあたることができる電気施設の範囲に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ✓第二種電気主任技術者免状取得者は、電圧170,000V未満の電気施設の保安監督にあたることができる。
  • B第二種電気主任技術者免状取得者は、電圧50,000V未満の電気施設に限り保安監督にあたることができる。
  • C第一種電気主任技術者免状取得者は、電圧170,000V未満の電気施設に限り保安監督にあたることができる。
  • D第二種電気主任技術者免状取得者は、いかなる電気施設の保安監督にあたることができる。

解説

第二種電気主任技術者免状取得者は電圧170,000V未満の電気施設の保安監督にあたることができ、第一種は範囲に制限がない。両者を混同すると誤りとなる。

根拠電気事業法(電気主任技術者制度)における主任技術者の選任範囲(第一種・第二種の区分)

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

ある需要家の設備容量が500kWであり、需要率が60%であるとき、この需要家の最大需要電力として、最も近いものはどれか。

  • A200kW
  • B250kW
  • C350kW
  • ✓300kW

解説

需要率=最大需要電力/設備容量であるから、最大需要電力=設備容量×需要率=500kW×0.6=300kWとなる。

根拠電気施設管理(需要率の算定)

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

事業用電気工作物を新設する場合の一般的な手続きの順序として、次の①~④を実施すべき正しい順序で並べたものはどれか。①使用前自己確認又は使用前安全管理検査を受ける ②工事計画を届け出る ③工事に着手する ④電気工作物の使用を開始する

  • A②→①→③→④
  • ✓②→③→①→④
  • C③→②→④→①
  • D①→③→②→④

解説

事業用電気工作物の新設に当たっては、まず工事計画を届け出て工事に着手し、工事完了後に使用前自己確認又は使用前安全管理検査を受けたうえで使用を開始する順序となる。

根拠電気事業法(工事計画の届出及び使用前安全管理検査制度)

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

電気事業法に基づき事業用電気工作物の設置者が定める保安規程に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • A保安規程は任意の書類であり、届出は不要である。
  • B保安規程は電気主任技術者が個人で保管し、事業者への提出は不要である。
  • C保安規程は一度届け出れば、設備の変更があっても内容を変更する必要はない。
  • ✓保安規程には、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安のための業務の分掌及び体制を定めなければならない。

解説

保安規程は事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するために業務の分掌や体制等を定め、経済産業大臣(産業保安監督部長)へ届け出るべきものであり、任意の書類ではない。

根拠電気事業法(保安規程、第42条)

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

ある自家用電気工作物設置者において、選任されている電気主任技術者が病気により長期に不在となった。この間の保安監督体制に関する対応として、最も適切なものはどれか。

  • A主任技術者が不在の間は、無資格者が代理として保安業務を行っても差し支えない。
  • ✓あらかじめ選任していた代理者を選任するなど、保安監督体制を維持しなければならない。
  • C主任技術者が復帰するまで、設備の運転を停止する必要は一切ない。
  • D電気主任技術者の職務は保安規程の届出のみであり、不在時の対応は不要である。

解説

電気主任技術者が長期不在となる場合でも、電気工作物の保安監督体制を欠くことは許されず、あらかじめ定めた代理者を選任するなどして保安監督体制を維持しなければならない。

根拠電気事業法(主任技術者制度、代理者の選任)

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

電圧6,600Vで受電する自家用電気工作物を設置するA社は、外部委託承認制度を利用して保安管理業務を委託していたが、事業拡大に伴い設備容量が増加し、外部委託承認の対象規模を超えることとなった。この場合にA社が取るべき対応として、最も適切なものはどれか。

  • A設備規模が変わっても一度受けた外部委託承認は継続して有効である
  • B外部委託先の技術者を電気主任技術者として選任すればよく、特段の手続きは不要である
  • C外部委託契約の内容を変更するだけでよく、届出等の手続きは不要である
  • ✓対象規模を超える場合は外部委託承認の要件を満たさなくなるため、電気主任技術者を選任する等の対応が必要となる

解説

外部委託承認制度は一定規模以下の需要設備等に限って認められる制度であり、設備規模がその対象範囲を超えた場合は要件を満たさなくなるため、電気主任技術者の選任など適切な保安体制への切替えが必要となる。

根拠電気事業法に基づく主任技術者の外部委託承認制度に関する事項

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法規(電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理)

需要設備の設備容量が800kW、需要率が75%であるとき、この需要家の最大需要電力として、最も近いものはどれか。

  • A480kW
  • ✓600kW
  • C667kW
  • D1,067kW

解説

需要率は最大需要電力を設備容量で除した値であるため、最大需要電力=設備容量×需要率=800kW×0.75=600kWとなる。

根拠電気施設管理(需要率・不等率等の需給計算に関する事項)

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